2024.06.24

【ブログ】稀少ですが知っておきたい、猫の肺がん。

ブログを書いている中で、読んでくださっている方が
必要としている情報をお届けしたく、
どのような言葉で検索されているのか、
どのような記事を多く読んでくださっているのかを時々調べています。

すると随分前に書いた記事が、意外と読まれていたり、
意外なキーワードで訪問してくださる方が多かったりすることが分かり、
大変参考になっています。

3年前の「ヘルシーアニマルズの想い(創業ものがたり)」という連載記事に、
一緒に暮らしてきたワンちゃん、ネコちゃんの闘病体験を何回か書いたのですが、
その中に「肺がんになった愛猫」という記事があります。

【参考ブログ】【ヘルシーアニマルズの想い(7)】肺がんになった愛猫


こちらを読んでくださった飼い主さんから
最近でもお問い合わせをいただきます。

猫の肺がんは他のがんに比べて珍しいので、
情報も比較的少なく、
愛猫がそう診断された飼い主さんの心労は大きいでしょう。
私も同じでしたので、よく分かります。


ペットのがんについて理解がもっと浸透し、
「こうしてあげればよかった…」と
悲しい思いをする方が少なくなれば良いと思います。
そこで今回は「猫の肺がん」について
掘り下げてゆきたいと思います。

猫の肺がんは非常に少ない

「腫瘍」とは、悪性も良性も含んだ腫瘍全般を指し、
「がん」とはその中で悪性のものを指します。

猫の肺腫瘍には、
原発性肺腫瘍転移性肺腫瘍があります。

原発性肺腫瘍とは、どこかから転移してくるのではなく、
肺組織を起源とし、最初に肺に発生する肺腫瘍。
転移性肺腫瘍とは、他の部位にすでにあった腫瘍が転移してできるものです。

圧倒的に転移性が多く、
原発性は大変少ないです。
転移性では、乳腺腫瘍、骨腫瘍、皮ふ腫瘍などから
転移することが多いです。

肺腫瘍は、猫ちゃんの腫瘍の中でも
発生が少ないものですが、
その多く(90%以上)が悪性です。
それらが一般的に「肺がん」と呼ばれています。

ちなみに猫ちゃんの腫瘍で多いものは以下です。

  • リンパ腫・・・消化器にできることが多い
  • 扁平上皮癌・・・皮膚や口腔内など様々な部位にできる
  • 乳腺腫瘍・・・乳腺にできる

昨年虹の橋を渡った、うちのクロ君(享年推定20歳)は、
オスには非常に珍しい乳腺腫瘍でした。
お外出身で正確な年齢が分からないご長寿の猫ちゃんでしたが、
手術から約1年頑張って生きてくれました。

【参考ブログ】術後も順調!超高齢オス猫の珍しい乳腺腫瘍
【参考ブログ】長寿猫のクロ(推定20歳)、虹の橋を渡りました。

早期はほとんど無症状!

猫が肺がん(悪性肺腫瘍)になると、以下のような症状が出ることがあります。

  • 咳…ケホケホと乾いた空咳が多い
  • たん
  • 元気が消失する
  • 食欲が減退する
  • 呼吸困難…腫瘍が肺を圧迫することで起きる

私の愛猫の場合、咳が多くなったので、
気になって病院に行ったところ肺がんと診断されました。

しかしこの病気では、
早期は無症状のことも多いようです。

飼い主さんが気づくような症状が出ているときには、
すでにかなり進行していることがあります。
私の愛猫も肺がんが発見されたときには、
「余命3か月」と診断されました。
何も気になる症状がないからといって、
健康とは限らないのです。

肺腫瘍の種類と治療

猫の肺腫瘍には、主に以下のようなものがあります。

  • 胸腺腫(良性・悪性)
  • 肺腺癌(悪性)
  • 扁平上皮癌(悪性)
  • 腺扁平上皮癌(悪性)

いずれも上皮に発生する腫瘍で、
その中でも多いのは「肺腺癌」です。
8歳以上の子に多く発生すると言われています。
犬の場合、好発犬種があります(ボクサーなど)が、
猫の場合特に猫種との関連はみられていないようです。

肺がんと診断された場合、
主な治療は外科的治療(手術)や抗がん剤治療です。

手術は全肺葉切除術がよく行われます。
肺葉とは肺の分かれた部分のことです。
猫ちゃんの肺は左肺が2つ、右肺が3つに分かれていますが、
肺がんになった場合
その部分をちょこっと切るより、
肺葉ごと切除することが多いようです。

切除した量によっては、
肺機能が衰えるので、
激しい運動ができなくなることもあります。

外科的な手術ができない子は、
抗がん剤療法や放射線療法がおこなわれます。
うちの子はがんの広がり方がアメーバ状だったので、
外科的手術を行うことができず、
抗がん剤治療を行いました。
そして抗がん剤治療があまり辛そうでしたので、
自宅療養でのケアに切り替えたのでした。
(詳しくはブログの記事をご覧ください)

猫ちゃんの場合、
外科的手術を受けても余命の平均値は115日程度だそうです。
その子の元々持っている体力、生命力や、
がんのステージ、大きさ、発生場所にもよりますが、
飼い主にとってはショックな話です。


しかし早期に発見できた場合は手術をしても予後もよく、
転移もせず快復することも多いようですので、
この病気も早期発見、早期治療に尽きますね。

飼い主さんのできること


現代の医学では、
猫も人間もがんを完全に予防することはできませんが、
リスクを減らすために飼い主さんができることはあります!
例えば以下のようなことです。

①定期検診は必ず受診。レントゲン検査も!

皆さんは愛猫に定期的に健康診断を受けさせていますか?

猫ちゃんはワンちゃんに比べて、健診を受けている割合が少ないです。
【参考ブログ】ペットの健康診断はとっても大切!受けさせていますか?
猫ちゃんは日ごろから散歩に連れて行くこともないので、
リードをつけることが少なく、
一緒のお出かけに慣れていない子が多いですが、
年に1~2度の健康診断はぜひ連れていってあげてください。

また健康診断を受ける際には、必ずレントゲン検査も受けさせてあげましょう。
レントゲン検査を受けないと小さな腫瘍を見つけるのは困難です。
レントゲン検査ですら7ミリ以下の腫瘍は見つけづらいとも言われています。
全国で標準化されている、獣医師団体TeamHOPEの健康診断でしたら、
レントゲン検査と尿検査がセットになっているメニューがありますので、
そちらを選ぶと良いでしょう。

発生率が上がる8歳以上の猫ちゃんでしたら、
エコー検査も受ければ小さな腫瘍をより早く見つけることができます。

②リスク因子を減らす

猫ちゃんも人間も、老化によってがんになりやすくなります。
こればかりはどうしようもありませんが、
その他にも以下のようなことが、がん発生のリスク因子です。

  • ストレスによる免疫力の低下
  • 慢性炎症
  • 肥満などの生活習慣
  • 感染症
  • たばこの副流煙
  • 汚染物質(アスベストなど)など

リスク因子を減らし、免疫力を高めていくことで、
がんになる確率を下げることができると考えられています。
ヘルシーアニマルズがおすすめしている
ペットサプリの活用もその一環です。

QOLの維持に役立つサプリ

サプリメントは医薬品ではないので、
効能をうたうことは難しいですが、
抗酸化物質など、細胞の傷害を予防したり遅らせる成分を
効率的に摂取するためには欠かせないアイテムです。

もちろん食品で抗酸化物質を含むものは多くあり、
そこから摂取することもできるのですが、
食品だけで量を摂取するのはちょっと厳しいですよね。

愛犬愛猫のがんについてご相談を受けた場合、
「たもぎ茸サプリ」と「植物発酵酵素サプリ」の活用を
セットでオススメしております。

<粉末タイプ>
【免疫、腸内環境】北海道産 50品目酵素野菜サプリ【30g】 無添加・無着色「犬用」

<粉末タイプ>
【腸内環境・下痢・便秘・健康維持】北海道産 50品目 発酵野菜パウダーサプリ (腸、免疫のサプリ) 【100g】無添加・無着色 「犬用」

<液体タイプ>
【免疫・腸内環境・ダイエット・健康維持】北海道産 50 品目発酵野菜酵素ドリンク 無添加・無着色「犬・猫用」



▲北海道産植物発酵酵素サプリ(粉末タイプ)

液体酵素サプリ
▲北海道産植物発酵酵素サプリ(液体タイプ)



私も、愛猫が肺がんや乳腺腫瘍になった際には、
この2つのサプリにずいぶん助けられてきました。
もし摂取しなかった場合、どうなっていたかは分かりませんが、
がんの進行が穏やかになり、
皆、病院で告げられた余命よりも長生きしてくれました。


サプリでがんを消すことはできませんが、
その子自身のの免疫力を高めることで、
病気の進行を遅らせ、QOL(生活の質)を維持しながら、
ストレスの少ない、穏やかな生活を送らせてあげることに
役立つと考えております。

たもぎ茸サプリは、
たもぎ茸に含まれる強力な抗酸化物質「エルゴチオネイン」
効率的に摂取することができます。

免疫・腫瘍・アレルギー】北海道産 たもぎ茸濃縮エキス
https://healytanimal.thebase.in/items/14038925
【免疫、腫瘍、アレルギー】北海道産 たもぎ茸サプリ( 免疫、健康維持のサプリ)【25g】(無添加・無着色)「犬・猫用」
https://healytanimal.thebase.in/items/10546237

【免疫、腫瘍、アレルギー】北海道産 たもぎ茸サプリ( 免疫、健康維持のサプリ)【100g】(無添加・無着色)「犬・猫用」

https://healytanimal.thebase.in/items/15071975
▲北海道産たもぎ茸サプリ(液体タイプ)

エルゴチオネインは抗酸化作用がとても強く、
DNAの損傷や過酸化脂質の生成を防ぐ働きがあります。
抗腫瘍効果も研究されていますし、
最近はアルツハイマー型認知症にも効果的な物質として注目されています。

【参考ブログ】幸せの黄色いきのこ「たもぎ茸」を犬と猫の健康に!
【参考ブログ】たもぎ茸、効率的に摂るならサプリが便利です!

植物発酵酵素サプリは約23種類のオリゴ糖や食物繊維を含んでいます。
オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサになりますので、
摂取することで善玉菌が増え、腸内環境が整いやすくなります。
免疫細胞の70%は腸にあると言われていますので、
腸内環境を整えることで免疫力が高まります。

予防的に日々摂取される場合は粉末タイプ、
既に病気になってしまった場合は、
液体タイプのご利用がおすすめです。
液体タイプは濃厚なだけでなく、
吸収性が高く、飲みやすいので、
病中病後の弱った体に優しいです。

ヘルシーアニマルズのペットサプリの詳しい利用法は
「サプリのトリセツ」をご覧くださいね。