2022.04.29

ヘルシーアニマルズの想い(7)肺がんになった愛猫


 
☆前回のブログはこちらです☆
https://healthyanimals.jp/blog07/
初めて読んでくださった方は、よろしければ前回からお読みくださいね。

こんにちは。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

暖かくなってきましたね。
こちら札幌でも桜がついに開花しました(^▽^)/
 

 
北海道の春は、
桜と同時に梅や桃、木蓮などの花々が一斉に咲くのが特徴です。
花が咲くといよいよゴールデンウィークの気配を感じます!

さて「お知らせ」でも記載しておりますが、
オンラインショップは誠に勝手ながら、
4月29日(金)~5月8日(日)を、
ゴールデンウィーク休業とさせていただきます。

4月28日(木)以降ご注文いただきました商品につきましては
5月9日(月)より随時発送とさせていただきます。
(また、お問合せ等につきましても、5月9日より随時ご連絡させていただきます)

日ごろお忙しい皆様も、
GWはのんびりとペットとの楽しいお時間をお過ごしくださいね。

さて今日も
「ヘルシーアニマルズ創業ものがたり」の続きです。
お茶など片手にゆるりとお読みください!

 

突然のがん告知

 
抗酸化作用に優れた「たもぎ茸サプリ」を開発し、
皆様にお使いいただくようになった後、
2015年5月(ちょうど今の季節ですね)のことでした。

私の飼っていた愛猫が、
しょっちゅうケホケホと空咳をするようになったのです。

その時8歳のアメリカンショートヘアでした。
とても可愛い子で、
それまで特に体が弱いということもなく健康でした。

 

(写真はイメージです)

 

猫が咳をすると、
猫風邪(上部気道感染症)を疑うことが多いと思います。
私もそう思って獣医さんに連れてゆきました。

しかし、念のため健康診断もかねて検査を受けると、
衝撃的な病気が見つかってしまいました。

猫では比較的珍しいと言われる、
肺がんだったのです。

まだ高齢でもないですし、
食欲もあり、咳以外には症状もなかったのに、
肺に腫瘍ができていました。

 

余命3か月、手術不可

 
すぐに大学病院に通院し、
精密な検査を受けたところ、
余命3か月と診断されました。

猫の肺がんには、
手術で切除できるものと、できないものがあるそうです。
この子のがんは、アメーバ状に広がっており、
手術で切除することができないタイプでした。

できる治療は限られてきますし、
治療ができても一般的には予後不良の場合が多く、
余命も短いことが多いそうです。

診断を聞いたときは、ものすごくショックを受けましたが、
できる限りの治療方法を探そうと思いました。

 

思い切って抗がん剤を中止

 
大学病院からは、
抗がん剤(飲み薬)による治療を勧めていただき、
まずは取り組みました。

動物の抗がん剤は、
主にQOLを高めるために使われることが多いため、
人間の場合ほど副作用(様々な細胞への傷害)はないそうです。

しかし、1回与えただけで、
それまで旺盛だった食欲が、
全くなくなってしまいました、、、、

これは抗がん剤投与直後に起きる、
消化器毒性と言われる症状であり、
ひどい場合は、入院することもあるそうです…。

私は悩みました。
余命3か月、手術もできないような状態で、
このまま抗がん剤治療を続けさせ、
家族と離れて入院する可能性を選ぶのか。

抗がん剤治療をやめ、
慣れ親しんだ家で過ごす中で
できることを行っていく道を選ぶのか。

どちらを選ぶかは、飼い主の判断です。

私は後者を選びました。
手術ができないなら、
愛猫にストレスを与えず、
最後までずっと一緒にいたいと考えたからです。

 

余命3か月→2年2か月

 
それからはとにかく、
何とか1日でも長生きしてほしいという一心で、
一生懸命お世話しました。

この子の自然治癒力に賭けようと考え、
当社の植物発酵酵素サプリ、たもぎ茸サプリを与えました。
自分たちで開発した自信のある製品です。

液体タイプ、1回5mlを
1日2回から3回シリンジで与え続けたところ、
まずは抗がん剤治療で失われていた、
旺盛な食欲が戻ってきました。

仕事をしているので、
常に一緒にいられるわけではなかったのですが、
外出して家に帰り、まずは顔を見ると、
「今日も元気でいてくれた…」とホッとする毎日でした。

きっと今、病気のペットをお世話されているご家族の方も、
同じお気持ちかと思います。

そんな日々を過ごすうち、しばらくすると、
咳が少なくなってきたことに気が付きました。
食欲があるので体重も増えてきました。

抗がん剤治療は止めましたが、
3週間に一度、病院にはレントゲン検査に通いました。
がんが大きくなっていないか、
転移していないかを確認するためです。

毎月、検査を受けるたびにドキドキしましたが、
その後、不思議なことにがんの進行は止まり、
他の臓器への転移も見られませんでした。

何より、猫ちゃん本人が辛そうでなく、
穏やかで平和に過ごせているのが嬉しかったです。

気がつけば余命と云われた3か月を過ぎ、
半年が過ぎ、1年を過ぎ、2年が過ぎました。

苦しむことも、家族と離れることもなく、
虹の橋を渡ったのは2017年7月31日のことです。

余命3か月の告知を受けてから、
なんと2年2か月(26か月)が過ぎていました。

悲しかったですが、
「本当によく頑張ってくれたね」という
感謝の気持ちが大きかったです。

あの時、抗がん剤治療を続けさせる道を選んでいたら、
どのような予後になっていたかは分かりません。

しかし、猫ちゃんが慣れたお家でのんびりと過ごし、
苦しむことなく、ずっと一緒にいることができたのは、
この方法を選んだからです。

ヘルシーアニマルズがお世話になっている、
酪農学園大学の宮庄先生にご報告したところ、
「サプリは効能はうたえないが、大きな影響を与えたと思う」
おっしゃってくださいました。

このサプリの存在を、
同じように悩める飼い主さんに伝えてゆきたいと思いました。

(次回に続く)


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