「ペット用サプリを使っているけど、与え方はこれで合っているのかな?」
「せっかくサプリを買ったけど、ペットが喜んで食べてくれない…どうしよう」
そんなモヤモヤをお持ちの飼い主さんから「ペット用サプリの使い方」についてご相談をお受けすることがあります。
そこでこれから、代表的な商品について「サプリの使い方」=サプリのトリセツを順次ご紹介していこうと思います。
ペット用サプリは、正しく使うことでペットの健康の強い味方になります!
第1回は超定番の「たもぎ茸サプリ」の使い方からご紹介します。
たもぎ茸の成分、期待されている効果については以下をご参照くださいね。
【参考リンク】(ブログ)幸せの黄色いきのこ「たもぎ茸」を犬と猫の健康に!
たもぎ茸サプリの使い方<粉末タイプ>
いつものフードにふりかけて与えてください。
飼い主さんも一緒にお食べいただけます(例:お味噌汁に入れたり、炒め物に入れたり)
【1日に与える目安量】
※量は目安です。
小型犬/小さじ1杯から大さじ0.5杯(約3g~5g)
中型犬/大さじ0.5杯前後(約5g)
大型犬/大さじ1杯前後(約10g)
体調等に合わせて与えてくださいね。
特に猫ちゃんは警戒心が強いので、
最初は目安量の3分の1などからスタートして徐々に慣れさせるのもおすすめです。
体調が気になる子は1.5倍など少し量を多くして摂取してみてください。
なお、粉末タイプは体内に吸収しやすいように微粉末にしていますので、
パフパフしてしまうことが多いです。
・お皿に白湯を入れてからたもぎ粉末を入れ混ぜ合わせてからフードに混ぜ合わせる
・ウエットフードに少したもぎ粉末を混ぜてからいつものフードに少しトッピング
などの方法もおすすめです。
たもぎ茸サプリの使い方<液体タイプ>
・お皿に入れてそのまま与える
・フードにかける
・シリンジで与える
【与える目安量】
美味しいスープ状のサプリですので、
飲めるだけ与えても大丈夫です。
よくいただく質問集
Q:たもぎ茸サプリを特におすすめしたいのはどのようなタイプ、疾患の子ですか?
A: 本当は、パピーの頃から免疫キープ予防、未病の為に摂取するのが理想的ですが、
腫瘍がある子、腎臓、肝臓が気になる子、アレルギーの子、病気中、病後、老犬などには
特に摂取して欲しいです。
液体タイプは
・手術前、後の子
・すでに症状がある子
におすすめです。飲みやすく、即効性があります。
Q:粉末サプリと濃縮(液体)エキスにはどんな違いがありますか?
A:簡単なご説明ですと液体は即効性です。
がんと診断された子などにはぜひこちらを与えてあげてください。
粉末タイプは日ごろからの健康維持におすすめです。
Q:目安として、粉末1袋で何日ぐらい使えますか?
A:粉末には25gと100gの商品があります。
100gで
小型犬/小さじ1杯から大さじ0.5杯(約3g~5g):約1ヶ月
中型犬/大さじ0.5杯前後(約5g):約20日間〜1ヶ月
大型犬/大さじ1杯前後(約10g):約10日間
◎液体の場合
健康な子は特に投与量は決まっていません。
腫瘍などと診断された子は、以下を目安に多めに与えてください。
小型犬、猫/3日で1袋
中型犬/2日で1袋
大型犬/1日1袋
体調不良の子、
腫瘍が進行している場合は、飲めるのでしたら2倍の量でも大丈夫です。
その場合とにかく、飲めるだけ飲ませることが第一です。
※開封前は常温保存、開封後は冷蔵庫保存をお願いします。
(開封後3日以内に与えてください)
Q:はじめて与える場合、どちらから始めると良いでしょうか?
A:基本は粉末が良いでしょう。
腫瘍等と診断された場合は液体タイプがおすすめです。
Q:特有の味や匂いはありますか?
A:きのこのダシ汁の感じです。それほど癖は強くありません。
Q:人間も食べられると聞いたのですが、良い使い方はありますか?
A:粉末の場合は、料理の炒め物、お味噌汁に良いですよ!
だしが効いてお味噌汁が美味しくなります。
なお現在、札幌医大でもたもぎ茸の濃縮エキスは人間のがん治療に使用されています。
私の友人のお父様2名もがんと診断され、液体を1日1袋摂取されていますが、その後進行はみられていないようです。
Q:うちの子は病気で食欲がありません。どうやって与えるのが良いでしょうか。
A:決してあきらめないで!色々な方法を試してみましょう。
粉末でしたら、
犬:ウエットフードに混ぜる。鶏肉の煮汁に混ぜる。牛乳に混ぜる。
猫:ウエットフードに混ぜる、鰹ぶしの煮汁に混ぜる、牛乳に混ぜる、チュールに混ぜるなど。
Q:好き嫌いが激しい子には、どうやって与えるのが良いでしょうか?
A:最初は小さじ5分の1以下の少量を与え、
匂いを覚えさせることからスタートしてみてはいかがでしょうか。
慣れさせることが大切です。
Q:ネコちゃんへの与え方はワンちゃんと同じで良いでしょうか?
A:粉末タイプ:はい同じです。
液体タイプ:フードにかけたりそのままお皿で舐めてくれる犬、猫ちゃんもいます。
犬、猫ともに病気の子の場合、自身で飲めない場合は、
シリンジで強制給与をおすすめしています。
Q:お薬との飲み合わせや、与えてはいけない疾患はありますか?
A:基本的にはないと獣医師さんもおっしゃっています。
私も今まで経験がありませんが、きのこアレルギーの子は、主治医さんとご相談の上与えることをおすすめしています。