2024.09.16

【ブログ】ペットの気になるケホケホ・くしゅくしゅ!これは咳?くしゃみ?逆くしゃみ?

昼間はまだまだ夏ですが、
夜になるとひんやり涼しい日も増えてきました。
風邪を引きやすい季節です。
皆さまもどうぞご自愛くださいね。

さて風邪の代表的症状に「咳・くしゃみ」がありますが、
人間だけではなくワンちゃんネコちゃんも
咳やくしゃみをすることがあります。

分かりやすい咳(くしゃみ)なら良いのですが、
病院に連れていくべきものか判断に悩む場合はないでしょうか。
また風邪を引いているわけでもないのに、
しつこい咳やくしゃみで悩まされる場合もあります。
このような場合どんな原因が考えられるのでしょう。

ワンちゃん、ネコちゃんに言葉があれば
どうしたの?と聞くこともできるのですが
そうもいかないのが残念です😊
今日は飼い主さんを悩ませる
「犬・猫の咳・くしゃみ」について
考えてみようと思います。

咳とくしゃみ、何が違うの?

そりゃ違うでしょ!と思うのですが、
定義を問われると意外とすんなり答えが出てきませんが、
そもそも、咳とくしゃみは何が違うのでしょう?
音?発生の仕組み?それとも?

音は違いますよね。
咳と言えばコンコン!ケホケホ!って感じで、
くしゃみはクシュン!って感じです。

では答え合わせをしましょう。
答えは「音も発生のメカニズムも違います」

咳もくしゃみも「粘膜に対する刺激」で出るのは同じですが、
どの部位の粘膜が刺激されて出るかが違います。

咳は「喉や気管支」の粘膜が刺激された場合に起きます。
音も「カハッ」「カッカッ」といった、何かが喉に詰まったような音や、
「カッ!カッ!」といった、痰が絡んだような音です。

くしゃみは、鼻腔の粘膜が刺激された際に発生します。
音は基本的に「ブシュッ」「くしゅっ」といった感じです。

咳もくしゃみも、体に入ってきた異物を出そうと体が頑張っている
生体防御反応です。

逆くしゃみって何?

咳やくしゃみが発生する仕組みは分かりましたし、
音以外の違いも分かりました。
そのほか、「逆くしゃみ」という言葉をよく聞きます。
これはどのようなものなのでしょう?
人間については聞かない言葉です。
でもくしゃみの逆って、何が逆なんでしょう?

逆くしゃみとは、ワンちゃんやネコちゃんが
鼻をブーブー、フガフガ(音は色々です)鳴らして、
激しく息を吸い込む呼吸のことです。

この呼吸は「逆くしゃみ」や「吸気性の発作的呼吸」と呼ばれています。
喉の奥深くの鼻咽頭尾端部と呼ばれる部分の粘膜に
刺激が加わったことによって引き起こされるもので、
強い吸気を伴う行動とされています。

くしゃみの場合、
鼻腔の粘膜への刺激をきっかけに激しく息が吐きだされますが、
逆くしゃみは激しく息を吸い込むということで
「逆くしゃみ」と呼ばれているのです。
似たようなものに「しゃっくり」がありますが、
これは横隔膜がけいれんして発生するものですのでくしゃみではありません。

逆くしゃみは「発作性呼吸」と呼ばれているだけあって、
突然発生し、1分程度で収まる現象です。
その様子は激しく、まさに発作的なので
飼い主さんは「大変!窒息してる!!」と焦ると思います。
しかし基本的に命に関わることはありませんので、落ち着いて対処しましょう。

逆くしゃみは特にチワワやプードルなどの小型犬、
シーズーやパグなどの短頭種に多くみられます。

「どのような症状なのか、今いち想像できない」という方は
YouTubeにたくさん犬や猫の逆くしゃみの動画がアップされていますので、
「犬(猫) 逆くしゃみ」で検索して動画をご覧になってくださいね。

咳の原因は?

咳の原因となる刺激は、以下のように分類できます。

  • ①機械的刺激
  • ②化学的刺激
  • ③炎症性刺激
  • ④温度刺激

①機械的刺激

  • 異物などの刺激
  • 気管や気管支への物理的刺激
  • 腫瘍などによる気管支への刺激

②化学的刺激

  • 有毒ガスや刺激性ガスによる刺激
  • 化学物質の吸入による刺激

③炎症性刺激

  • 気道粘膜の充血・炎症による刺激

④温度刺激

  • 急激な温度変化による刺激

刺激を引き起こす原因の例としては、以下のようなことが考えられます。

  • 物理的刺激…何らかの刺激でむせた
  • 感染症…ケンネルコフ(犬伝染性気管支炎)、猫ウイルス性呼吸器感染症など
  • 呼吸器疾患…気管虚脱、気管支拡張症、肺炎、肺水腫、肺腫瘍、アレルギーなど
  • 心疾患…心肥大による気管の圧迫、肺水腫、フィラリア症

物理的刺激の場合は刺激を取り除くと咳がおさまりますが、
疾患や感染症が原因である咳の場合は、その治療が必要となります。

くしゃみ・逆くしゃみの原因は?

ワンちゃんやネコちゃんのくしゃみは、
「生理現象」か「病気が原因のもの」に分けることができます。

ワンちゃんもネコちゃんも通常は鼻呼吸が中心ですので、
息をした際に空気中のほこりや異物、
強力な香り、冷たい空気などが鼻に入ってむずむずし、
くしゅん!!とくしゃみに至ることがあります。
このようなくしゃみは生理現象ですから問題ありません。

しかしくしゃみがいつまでも止まらなかったり、
鼻水がずっと出ていたり鼻がつまっている場合、
病気が原因だと推測されます。
例えば以下のような疾患です。

  • ウイルス・細菌性の感染症
  • 副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎
  • 真菌性の感染症、鼻腔内の腫瘤

また、ワンちゃんの場合「歯周病」
くしゃみの原因となっていることもあるそうです。
これは意外ですね。
上顎の犬歯の歯根に歯周病が進み、
突端まで細菌感染が進んだ場合、
鼻腔にも炎症が波及することがあるそうです。

さらに重度の歯周病になると、歯を支えている歯槽骨が溶けてしまって、
鼻腔との間に穴が開くことがあります(口鼻瘻管
この穴ができると飲食物が鼻腔に入ってしまうことがあり、
鼻腔で炎症を引き起こし、くしゃみの原因となるそうです。
また、歯周病菌は喉や気道に付くと咳の原因となることもあります。

逆くしゃみの原因はまだはっきりと特定されていませんが、
短頭種の犬種特異性が大きいと言われています。
しかし、中には鼻炎や鼻の中にできた腫瘍が原因の場合や、
「気管虚脱」や「僧帽弁閉鎖不全症」などの病気で引き起こされる独特の呼吸音を、
逆くしゃみと間違ってしまう場合もあるので、
あまり繰り返す場合は病院で診てもらいましょう。

日頃から免疫力をアップしよう!

気になる咳やくしゃみで病院に行くと、
感染症やアレルギーの場合、
抗生物質などのお薬を処方されることが多いでしょう。
もちろんそれも必要な治療ですが、
日頃から免疫力を上げておくことで
病気になりにくい体を作ってあげることも大切です。

免疫細胞のおよそ7割は、腸内に存在するので、
腸内細菌のバランスを整え、善玉菌を増やすことで
免疫細胞の働きを高めることができます。
サプリメントは腸内環境の整備にとても良いのですが、
お薬ではないので日ごろからコツコツと摂取し、
お腹の中に働きかけていくことが大切です。

腸内環境の改善には【植物発酵酵素サプリ】、
抗腫瘍・抗酸化作用の強い【たもぎ茸サプリ】を
セットで毎日コツコツ摂取していくことをオススメしています。

粉末タイプ・液体タイプがありますが、
即効性を求める場合は【液体タイプ】をご利用ください。

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参考ブログ】幸せの黄色いきのこ「たもぎ茸」を犬と猫の健康に!

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また先述のように、歯周病が咳やくしゃみの原因となることがあります。
今、何も症状がない子も、
デンタルケアをしておいて悪いことは1つもありません。
できるだけ早くから始めましょう!

オススメは羽毛のように柔らかい極細毛をたっぷり使用していて、
磨きやすい「天使の歯ブラシ」と、
殺菌効果がありお口に含むだけでも歯周病の予防効果がある
「アカエゾマツ歯みがきジェル」のコンビです。

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ペットの平均寿命が毎年伸びている現代、
ペットが健康で長生きできるか否かは、
飼い主さんの意識にかかっているといっても
過言ではないと思います。
日ごろからのコツコツ努力で、
大切なワンちゃんネコちゃんに
病気になりにくい体をプレゼントしてあげましょう!