ニュースでは台風、夏日の話を聞きますが、
北海道ではそろそろ赤トンボが飛び始めました。
まだまだ夏だと思っていましたがもう秋ですね。
夏が終わるのは少し寂しい感じもしますが、
秋と言えば味覚の季節です。
今店頭で見かけることがないお米、
鮭、お芋、サンマ、かぼちゃ…等々
旬の美味しいものが私たちを待っています!
ヘルシーアニマルズでは北海道の四季折々の食材を
ペットフードに生かしていますが、
中でも注目の旬素材が「鮭の白子」です。
毎年この季節にたくさん仕入れて、
ていねいに下処理して製品化しています。
与えてみると分かりますが、
白子はワンちゃん猫ちゃんの元気増進に大きなパワーがありますので、
年中人気の定番商品となっていますが、
特にこの季節はお問い合わせが増え、
毎日飛ぶように売れています!
でも、なぜ鮭の白子にはそんなちからがあるの?
そこで今回は旬を迎える「鮭の白子」の栄養について
改めて勉強してゆきましょう。
知ってしまったら、白子が食べたくなってしまうかも⁉
白子って何?
白子とはオス鮭の「精巣」のことです。
対してメス鮭の卵は「いくら」です。
いくらは最近とってもお高いですよね。
処理前の生のいくらでも、
昨年は北海道で100g980円ぐらいが相場だった感じがします。
それに対して白子はとてもリーズナブル。
スーパーでは季節になると1パック200円~ぐらいで手に入ります。
栄養たっぷりなのにとても嬉しいお値段ですね。
食べ方は、いくらのように生のまま醤油漬けにしたりはしません。
生秋鮭の内臓には、アニサキスが寄生していることがあります。
いくらの場合、手で取りのぞいて醤油漬けにする過程で、
死んで醤油に浮かび上がってくるので大丈夫なのですが(怖いですね)
白子の場合はしっかり加熱して食べましょう。
食感は加熱するとモチモチです。
味は臭みがなく、食感とクリーミーさを楽しむ感じです。
お鍋に入れても、天ぷらにしても美味しいですし、
オーブンでカリカリに焼いてもサクッと仕上がって美味しいです。
どんな栄養が含まれてるの?
精巣は精子をつくる場所ですので、
精子や精子のもとになる細胞がたくさん存在しています。
精子の成分は主にたんぱく質ですが、
遺伝情報やたんぱく質の合成を司る「DNA(デオキシリボ核酸)」も多く含まれています。
DNAと、細胞質に存在し、DNAの指令を受けてたんぱく質合成のために働く「RNA(リボ核酸)」のことを総称して「核酸」と呼んでいます。
鮭の白子にはこの「核酸」という物質が特に多く含まれています。
また魚類の精巣に存在する「プロタミン」という塩基性たんぱく質も多く含まれています。
プロタミンを構成するアミノ酸の2/3以上はアルギニンです。
これはたんぱく質としては変わったアミノ酸構成です。
アルギニンには疲労回復効果や免疫力の向上効果があるので、
摂取することで元気がでるというわけです。
「核酸」ってどんなもの?
「核酸」は精子にだけ存在するものではなく、
私たちの体を作る細胞に必ず含まれている物質です。
DNAは細胞核に存在し、遺伝情報を次世代に伝えるとともに、
アミノ酸からたんぱく質を合成するための情報を持っていて、
RNAにたんぱく質合成の指示を出します。
RNAには働きによってm-RNA(メッセンジャーRNA)とt-RNA(トランスファーRNA)があります。
m-RNAはDNAを部分的にコピーして核膜を通り抜け、リボゾームという小器官に入ります。
リボゾームの中でt-RNAがm-RNAのデータに基づき、
アミノ酸を拾ってきてたんぱく質を合成するのです!
なんだか可愛いですよね😊
こうしてたんぱく質が作られることで、
私たちの体は成り立っています。
残念なことに人間もペットも加齢によって年々体内の核酸は減少します。
結果、たんぱく質の合成力も落ち、新陳代謝のスピードも緩やかになっていくのです。
そこで体内に核酸を補うことで代謝や免疫力の向上が期待されます。
食べても効果があるの?
「核酸の働きの重要性については分かったけど、
注射するのでもなく食べちゃって効果はあるの?
胃酸で分解されちゃうだけで意味がないんじゃないの?」という疑問を時々伺います。
そう感じるのももっともですよね。
その答えは「核酸は食べ物やサプリからでも補給可能です!」。
DNAやRNAの合成には、2つの方法があります。
1つは「デノボ合成」です。
これは肝臓でアミノ酸を材料にしてヌクレオチド(核酸の小さな構成単位)を作る方法です。
核酸は、この小さなヌクレオチドがいっぱいつながってできています。
もう1つは「サルベージ合成」です。
これは食べ物から吸収したDNAやRNA、または肝臓で核酸から分解生成され たヌクレオシド(ヌクレオチドからリン酸がとれたもの)や塩基を再利用してヌクレオチドを合成することです。
しかし、デノボ合成が盛んに行われるのは20歳ぐらいまでだと言われています😲
これは20歳ごろを過ぎると肝臓の機能が急激に低下していくためです。
20歳って!!まだまだ若いじゃない!?と思いますけど、
生物学的にはそのようなことなのだそうです…(ショック)。
なので核酸を多く含む食べ物を摂取することで、
体内で核酸を合成する材料がいっぱい集まるので
「サルベージ合成」が活発になるというわけです。
核酸の機能はいろいろ!
核酸の機能としては、以下のようなことが期待されます。
- 老化の抑制
- 脳機能の向上
- 免疫力の維持向上
- 腸内環境の向上
- 肥満の防止
- 皮ふや髪の老化防止
嬉しいことづくめですね。
これは核酸を摂ることで
核酸の合成が活性化され、
細胞の新陳代謝のスピードが上がる結果、
期待される効果です。
ワンちゃん、ネコちゃんの場合、
シニアの子や病中病後など、
元気がない子に白子サプリを摂っていたただくと
「元気が出てきた!」と喜んでいただけることが多いです。
ワンちゃんやネコちゃんは正直ですよね。
また最近、ぼんやりしていて認知機能が低下しているかな?という子や、
毛づやや皮ふのお悩みのある子にも良いですよ。
人もペットも白子が大好き!
ワンちゃん、ネコちゃんに白子を与えるとき、
生のものを買ってきて調理して与えてももちろん良いのですが、
虫がついていることもありますので、下処理が面倒という声も伺います。
そんなときは既製品を上手く時短にお役立てください。
ヘルシーアニマルズでは、
秋、北海道産の鮭の白子をたくさん仕入れて、
丁寧に手作業で下処理し、
自社工場でおやつやサプリメントに加工しています。
白子ふりかけ、チップス、焼き白子などご用意していますが、
一番人気は「白子ふりかけサプリ」です。
フードの上にかけていただくだけで簡単に白子の栄養が摂取できます。
使い方は「サプリのトリセツ」をご覧ください。
【参考】サプリのトリセツ⑤】鮭白子サプリの使い方
白子ふりかけサプリは、
ワンちゃんネコちゃんの食いつきが良いと好評です。
お鼻が利くので鮭の良い香りを感じるのか、
体に良いし美味しいので食べすぎ注意なぐらいです😊
ただしご注意ください。
白子はプリン体を多く含みますので、
腎臓病など獣医さんからプリン体の摂取について
注意を受けている子には与えないようにしてくださいね。
ちなみに、ヘルシーアニマルズ製品では当たり前ですが、
人間も食べられる材料、衛生管理で製造していますので、
「焼き白子」「白子チップス」など
飼い主さんも一緒に召し上がっていただけます!
お酒のおつまみにしてくださっている方もいるようです。
ワンちゃん猫ちゃんが食べることを考え、
味付けは行っていませんので、
減塩に取り組んでおられる方におすすめです。
秋の夜長の晩酌に
焼き白子と日本酒なんて粋ですね。
ただしこの場合も痛風など
プリン体の摂取を控えた方が良い方は食べすぎにご注意ください。
【ワンちゃん・猫ちゃん共通】
北海道産 白子ふりかけサプリ(植物発酵酵素+たもぎ茸配合) 無添加・無着色 【犬・猫用】
北海道産 焼き白子(植物発酵酵素+たもぎ茸配合) 無添加・無着色 【犬・猫用】
北海道産 鮭の白子チップス(植物発酵酵素+たもぎ茸配合) 無添加・無着色 【犬・猫用】
【フリーズドライ】【低脂肪】北海道産 鮭の白子(植物発酵酵素+たもぎ茸配合) 無添加・無着色 【犬・猫用】
【猫ちゃん向け】
【猫用】北海道産 白子ふりかけサプリ(植物発酵酵素+たもぎ茸配合) 無添加・無着色
【猫用】北海道白子チップス(植物発酵酵素+たもぎ茸配合) 無添加・無着色
【猫用】北海道産 鮭ぶし白子ふりかけ (植物発酵酵素配合)無添加・無着色
鮭は「泳ぐ栄養剤」とも言われるほど栄養豊富なお魚です。
これからは秋鮭のおいしい季節ですね。
暑い夏を乗り切ったご褒美に、
ペットにも鮭パワーをプレゼントしませんか?