2023.06.19

【サプリのトリセツ④】レバーサプリの使い方

「ペット用サプリを使っているけど、与え方はこれで合っているのかな?」
「せっかくサプリを買ったけど、ペットが喜んで食べてくれない…どうしよう」

そんなモヤモヤをお持ちの飼い主さんから「ペット用サプリの使い方」についてご相談をお受けすることがあります。
そこでサプリの使い方を事細かに解説する「サプリの使い方」=サプリのトリセツを作りました。


今回は不足しがちな鉄分補給に有効な「北海道産 エゾ鹿肉レバーサプリ(以下、レバーサプリ)」【粉末】の使い方をご紹介します。

レバーサプリ(粉末タイプ)の使い方

スプーンで計量し、フードにふりかけて混ぜて与えてください。
フードはウェットでもドライでもOKです。
レバーにはコレステロールが豊富に含まれているので、与えすぎは禁物です。
毎日与える場合は、1日の目安量を何度かに分けて食べさせてください。

【1日に与える目安量】
小型犬/約1g
中型犬/約2g
大型犬/約3g
サプリメントはお薬ではなく食品ですので、この量はあくまで目安です。
ペットのお好み、体調等に合わせて与えてください。

◇よくいただく質問集◇

Q:レバーサプリを特におすすめしたいのは、どのようなお悩みのある子、どのような疾患の子ですか?

→レバーサプリは、健康の悩みを持つ子はもちろん、健康な子にも日ごろから健康維持のために飲んでいただくことをオススメしております。
滋養強壮、貧血、バテ予防に特に有効です。
レバーは、高たんぱくで低脂質、ミネラルが豊富で、ビタミンも豊富に含まれています。
レバーは鉄吸収がよく、また少量で多くの鉄分を含むため貧血が気になる子にはおすすめです。
毛がパサついたりフケが出る、怪我が治りにくいなどの症状は、皮膚の新陳代謝や抗体生産にとって重要な栄養素「亜鉛」の不足が考えられると言われてます。
レバーは栄養の宝庫。亜鉛も多く含まれています。レバーを食事に取り入れることによって、皮膚の健康維持や、毛並みの質を高める効果があると言われています。

Q:レバーサプリの摂取について、気をつけたほうが良いことはありますか? また摂取しないほうが良いのは、どのようなお悩みのある子、どのような疾患の子ですか?

→レバーは犬が喜びますがコレステロール値が高く、たくさん食べさせたり続けて食べさせたりするのはよくありません。
1日の目安量を守って少しずつ与えるか、週に1・2回にするなどにしましょう。

また、血中コレステロール値が高い子や高脂血症、肝臓疾患や内分泌疾患などの子には摂取をオススメできません。気になる方は獣医さんにご相談のうえお試しください。

Q:目安として、粉末1袋20gで何日ぐらい使えますか?

→1日の投与目安量を毎日与えた場合です。
小型犬/約20日
中型犬/約10日
大型犬/約6~7日

Q:レバーサプリには、特有の味や匂いはありますか?
ペットは嫌がりませんか?

→ミネラル分のようなほのかな匂いはありますが、気になるほどではないと多くの方がおっしゃいます。
ワンちゃんは味を感じることはできますが、人間に比べて味覚が発達していないため、慣れれば食べてくれる子が多いです。
ネコちゃんは一般的に慣れるまで時間がかかる子も多いです。最初はごく少量から与えてあげてください。

Q:どのようにして保存すれば良いでしょうか?保存期限はどのぐらいでしょうか?

<開封前>
直射日光、高温多湿を避け、28℃以下(常温)で保存してください。

<開封後>
直射日光、高温多湿をさけ常温28℃以下でご保管ください。
冷蔵庫に入れる必要はありませんが、パッケージごとタッパーなどの密閉できる容器に入れて保存し、酸化を防ぐと良いでしょう。
保存期限は開封前は24か月、開封後は1~2か月以内に使い切るのがオススメです。

Q:原料由来のアレルギーを起こす可能性はありませんか?

→レバーサプリの原料として使われているのは、以下のものです。
この中のいずれかにアレルギーを持っていると分かっている子は、あらかじめ摂取をお控えください。

エゾ鹿肉(北海道産)、たもぎ茸、植物エキス発酵液

植物エキス発酵液が含んでいるのは52種類の野菜・果物ですが、完全に発酵する過程を通じてアレルギーの原因となるたんぱく質が分解されるため、与えても問題ありません。
公的機関で検証済みです。
万が一気になる症状が出た場合、即刻与えるのを中止して獣医さんにご相談ください。

Q:うちの子は病気で食欲がありません。どうやって与えるのが良いでしょうか。

→食欲がない子でも、決してあきらめないでください!
他のサプリと同様、以下のような与え方をご提案しています。
犬:ウエットフードに混ぜる。鶏肉の煮汁に混ぜる。牛乳に混ぜる。
猫:ウエットフードに混ぜる、鰹ぶしの煮汁に混ぜる、牛乳に混ぜる、チュールに混ぜるなど。
ペットが美味しいと感じるもの、大好きなものと一緒に与えてあげましょう。

Q:好き嫌いが激しい子には、どうやって与えるのが良いでしょうか?

→最初は耳かき1杯分程度のごく少量を与え、
匂いを覚えさせることからスタートしてみてはいかがでしょうか。
慣れさせることが大切です。

Q:ネコちゃんへの与え方はワンちゃんと同じで良いでしょうか?

→与え方は同じですが、多くのネコちゃんはワンちゃんよりも味や匂いに対して敏感です。
ごく少量ずつ与えて味、匂いに慣れさせることが大切です。
ネコちゃんの場合は特に、最初は食べてくれなくても仕方ない、とお考えいただければと思います。

Q:お薬との飲み合わせや、与えてはいけない疾患はありますか?

→これまで、お薬との飲み合わせで問題があったという報告はございませんが、
今服用されているお薬との飲み合わせが気になる場合、かかりつけの獣医さんにご相談いただければと思います。
また血中コレステロール値が高い子や高脂血症、肝臓疾患や内分泌疾患などの子には摂取をオススメできません。こちらも、気になる方は獣医さんにご相談のうえお試しください。