2025.12.08

【ブログ】猫ちゃんに多い尿路結石「ストルバイト結石」ってなに?【体験談あり】

猫ちゃんのトイレの様子が少し違うだけで、「まさか病気なのでは…?」と心配になりますよね。
特に猫に多い泌尿器トラブルの代表が 「ストルバイト結石」
放置すると、膀胱炎をくり返したり、オス猫では命に関わる“尿閉(尿が出ない状態)”になることもあります。

実は、私の愛猫 マリンちゃん(9歳) も 2024年にストルバイト結石で手術を経験しました。
その後のケアを通して、私は “水分補給がどれほど大事か” を改めて実感しました。

この記事では、ストルバイト結石の正しい知識と合わせて、
マリンちゃんのリアルな体験談・再発を防ぐために実際に行ったケアを丁寧にまとめてお伝えします。

同じように悩んでいる飼い主さんの安心につながりますように。

ストルバイト結石とは?

ストルバイト結石とは、
リン酸、マグネシウム、アンモニウムが結晶化してできる
犬・猫に多い尿路結石のことです。
ストルバイトとは、リン酸塩鉱物の1つ(化学式:NH4MgPO4·6H2O)。
これが犬や猫の体の中で生体鉱物として生成されたものが「ストルバイト結石」です。
比較的若い子に多く、尿が アルカリ性に傾いたとき にできやすく、最初は砂のようなキラキラした粒(結晶)が徐々に集まり、大きな石へ成長します。

猫のストルバイトは比較的溶けやすく、食事療法で改善しやすいという特徴がある一方、
再発しやすい病気としても有名です。

なぜ猫に多いの?原因を科学的に解説

●(1)水をあまり飲まない体質

猫ちゃんは砂漠で暮らしていた祖先の名残で、ほとんど水を飲まなくても生きられる体質。
そのため 尿が濃くなりやすく、結晶が作られやすい のです。

●(2)食事のミネラルバランス

マグネシウムやリンなどのミネラル量が多いフード、植物性タンパクが多いフードは、尿をアルカリ性に傾けやすく、結石ができやすい環境になります。

●(3)ストレスや運動不足

猫はストレスに敏感な動物。
環境の変化で排尿回数が減ったり、我慢するようになると、膀胱内に長く尿がとどまり、結晶が育ちやすくなります。

●(4)膀胱炎との悪循環

膀胱炎になると尿がアルカリ性になり、結晶が形成されやすくなります。
また結晶が膀胱を刺激して炎症を引き起こすこともあり、そうなると悪循環が引き起こされます。

早期に気づくための「サイン」

飼い主さんが初期症状に気づけるかどうかで、治療の早さが決まります。

  • トイレに何度も出入りする
  • 少量ずつしか出ない
  • 排尿時に鳴く
  • トイレ後にそわそわ落ち着かない
  • 血尿、砂のようなピンクの粒
  • トイレ以外で粗相をする

特に オス猫は尿道が細いため詰まりやすく、命に関わる緊急事態 になることもあります。
異変を感じたら、すぐに動物病院へ連れていきましょう。

マリンちゃんの結石体験談

▲手術後のマリン。イチゴの被り物は、入院中にスタッフさんがかぶせてくれました!

ここからは、私の愛猫 マリンちゃん(9歳) のお話です。

● 2024年4月 ― ストルバイト結石で手術

ある日、マリンちゃんがトイレで踏ん張る回数が増え、落ち着かない様子に。
病院で検査したところ、膀胱にできた結石がすでに大きく、2024年4月に摘出手術を受けることになりました。

手術は無事成功したものの、ストルバイトは再発しやすい病気。
「二度とあんな苦しい思いをさせたくない…」
そんな気持ちで、術後のケアに力を入れるようになりました。

● 術後は療法食に変更。しかし…

術後はストルバイト専用の療法食に切り替え、しばらく様子を見ていました。
しかしある日、おしっこを見ると…

まだキラキラした結晶のかけら が見えるのです😲

「術後なのに、また結晶ができている…?」
不安と焦りがこみ上げました。


● 問題は「飲水量の少なさ」だった

改めて観察すると、マリンちゃんは もともとあまり水を飲まないタイプ
ストルバイト体質の子にとって、これは大きなリスクです。

どんなにフードを工夫しても、
体内の水分が足りなければ尿が濃くなり、結晶は再び育つ。
そう実感しました。
かといって、人間のようにお水を意識して飲めといっても猫ちゃんには通じません。


● 2024年8月 ― 週2〜3回の皮下点滴を開始

そこで獣医師さんと相談し、
週2〜3回、水分補給の皮下点滴 をスタートしました。

皮下点滴はほんの数分で終わるケアですが、

  • 体に十分な水分が入る
  • 尿が薄くなり、結晶が作られにくくなる
  • 膀胱内が常にきれいに保たれる

このようなメリットがあり、マリンちゃんにはとても効果的だったようです。


● 体の内側から整えるためのサプリも併用

点滴と並行して、ヘルシーアニマルズの2種類の液体サプリも継続的に活用していました。

✔ たもぎ茸濃縮エキス(液体タイプ)

北海道産のたもぎ茸から抽出されたエキスで、
免疫バランスの維持・膀胱の健康サポートに役立つと言われるサプリ。
人肌に温めてスープ感覚で与えるのも良いですし、
フードに少し混ぜて与えるのも良いです。病中病後の体力サポートにもぴったりです。

【使い方はこちら!】【サプリのトリセツ①】たもぎ茸サプリの使い方

✔ 植物発酵酵素サプリ(液体タイプ)

80種類以上の植物を時間をかけて発酵させた酵素ドリンクです。
腸内環境を整えることで、免疫力を底から支えるタイプのケアサプリです。
そのままでも良いですし、濃いのが苦手な子はお水で薄めて飲ませるだけなので、無理なく続けられます。

【使い方はこちら!】【サプリのトリセツ③】酵素野菜サプリの使い方

2つのサプリはどちらも“治療薬”ではありませんが、
「身体の中から整えること」が結果的に泌尿器の安定にもつながると体感しています。


● 点滴+サプリ+食事管理の継続で劇的に改善

点滴とサプリメントの併用を始めて数週間。
マリンちゃんのおしっこは 本当に驚くほどきれい に。

あれほど不安だったキラキラ結晶は完全に見なくなりました。
今では、

  • 点滴
  • 飲水量アップ
  • サプリ継続
  • フード管理

この4つが、マリンちゃんの大切な健康ルーティンです。
心から「水分補給は猫の泌尿器トラブル予防の“命綱”」と感じています。

動物病院での検査と治療の流れ

ストルバイト結石が疑われる場合、病院では主に次の検査を行います。

  • 尿検査:pH、結晶、細菌の有無
  • 超音波(エコー):膀胱の状態、結石の確認
  • レントゲン:ストルバイトは比較的写りやすい
  • 血液検査:腎臓の数値を確認

治療は、

  • 食事療法(溶解食)
  • 水分補給の強化
  • 膀胱炎の治療
  • 尿閉時の緊急処置(カテーテル)

などが中心です。

自宅でできる再発予防

● 飲水量を増やす工夫

  • 自動給水器(いつでも新鮮なお水が飲めるファウンテンタイプがおすすめ!)
  • ぬるま湯で香りを出す
  • ウェットフードを使う
  • ささみ出汁で風味づけ

● トイレ環境を整える

猫は清潔&静かなトイレが大好き。
多頭飼いの場合でもトイレは「頭数+1個」が理想です。

● ストレスケア

隠れ家スペース、遊び、安心できる生活リズムが大切。

● 定期的な尿検査

半年〜1年に1回のチェックが再発防止のカギです。

まとめ:日々の小さな習慣が、猫ちゃんの尿路を守る

ストルバイト結石は、
正しい知識と継続的なケア で十分に防げる病気です。
マリンちゃんの経験を通して、私は

  • 水分補給の重要性
  • 点滴ケアの有効性
  • サプリによる体質サポート
  • 毎日の観察の大切さ

これらを心から実感しました。
毎日見守っている飼い主さんが感じる「ちょっと変かな?」を「気のせい」と流さず、
おかしいと思ったらすぐ病院へ!
そして続けられるケアをひとつずつ積み重ねていきましょう!
猫ちゃんの一生の健康を守る一番の近道です。