2024.04.22

【ブログ】今年はお早めに!愛犬・愛猫の熱中症対策

先日、全国的に4月にしてはとても暑い日がありましたね。
札幌も25度まで気温が上がり、昼間は汗ばむほどの陽気でした。
暖房が不要なのは嬉しかったですが、家に帰ると室内はなんと30℃!
まさか4月にそんなに暑くなるとは思っていませんでした。
幸いうちの子たちは日陰で涼しい顔でお昼寝していたのですが。

今年はラニーニャ現象の影響で猛暑が予想されているそうですし、
熱中症対策を早めようと実感した次第です。
そこで今週は皆さまとご一緒に
「愛犬・愛猫の熱中症とその対策」について考えてみようと思います。

こんな症状にご注意!

毎年この季節に注意喚起させていただいていますが、
熱中症とは、体温が上昇し過ぎることで体の細胞がダメージを受け、
各臓器に症状が出る全身性疾患です。
最悪の場合命に関わることもあります。

熱中症は決して真夏だけに起きるものではありません。
毎年5月ごろから多く発生しはじめます。

人間もペットも、暑い日が続くと少しずつ体が暑さに慣れてゆき、
暑さに強くなってきます。
これを「暑熱順化」(しょねつじゅんか)と呼ぶのですが、
いきなり暑くなるとまだ十分に暑熱順化が完了していないため、
初夏の気温でも熱中症を起こすことがあるのです。


また湿度が高いと30℃以下の気温でも暑く感じるので、
熱中症を起こす可能性があります。

ワンちゃん、ネコちゃんが、
気温や湿度の高い所にいた場合、
以下のような症状があれば
軽度の熱中症を起こしている可能性があります。

  • 呼吸が荒く、ハァハァという息遣いがいつもより速い
  • 心拍数が普段より多くなっている
  • ぼんやり、ふらふらしている
  • 元気がなくなりぐったりして動かない
  • 水を飲まない、食欲がない
  • よだれが出る

さらに重くなると、以下のような症状が出てきます。
こうなると命にもかかわる、一刻を争う状態です。

  • 舌が白くなり歯茎が青紫になる(チアノーゼ)
  • 嘔吐や下痢を起こす
  • 意識がなくなり呼んでも反応しない
  • けいれんや震えが起きる
  • 吐血や血尿

犬の体温は普段38~39度程度ですが、
40度を超えると危険な状態になり、
42度を超えるとデッドゾーンに入ります。
その時は回復しても、ダメージが後々出てくることもありますので、
軽めと思える症状でもすぐに対策が必要です!

愛犬・愛猫はなぜ熱中症になりやすい?

人間も高齢者や子供など、
体温調整機能が弱い方は熱中症になりやすいのですが、
ワンちゃんネコちゃんは同様に熱中症になりやすいです。

「自分でエアコンをつけることができない」という理由はもちろん、
大きな原因は汗と呼吸にあります。
ワンちゃんもネコちゃんも汗をほとんどかくことができません。
汗をかけるのは足の裏(肉球の間)とお鼻だけ。
また呼吸も人間のように口呼吸と鼻呼吸の両方を行っているのではなく、
いずれかに偏っています。
ワンちゃんは口呼吸でハァハァとパンティングして体温を調節、
ネコちゃんはほぼ鼻呼吸で体温を調節します。
その結果体温調整力が人間に比べて弱いので、
熱中症になりやすいのです。

また被毛も保温力にすぐれているので
気温や湿度が高いとすぐに暑くなってしまいます。
犬の適温は20度~25度、ネコの適温は27度~28℃程度と言われていますが、
安全範囲の気温でも、
毛並みによってはけっこう暑く感じているかもしれません。

しかもワンちゃんネコちゃんはお留守番の機会が多いです。
屋外に比べれば安全なはずの室内や車の中でも熱中症の危険はあります。
室内でもエアコンを使っていない部屋はあっという間に高温になりますし、
車内はエアコンを消すとあっという間に50度ぐらいになってしまいます。
飼い主さんは短い時間だから大丈夫!と思っても、用事が長引いたりすることもあります。
暖かい時期は、エアコンをつけていない部屋や車内でお留守番させるのはやめましょう。

熱中症を予防しよう!

ワンちゃんネコちゃんの熱中症を防ぐため、
飼い主さんができることには以下のようなことがあります。

  • 室内ではエアコンを使い、室温を管理する。
  • 暑くなる時間帯の散歩はやめる。
  • 居場所を直射日光から守る。
  • 散歩に行くときは、タオル、水や保冷剤を携帯する。
  • 車に乗せる前に、車内の温度を十分に調整する。
  • 車では、短時間でも絶対にお留守番をさせない
  • 暑さ対策グッズを活用する


このうち暑さ対策グッズには、
例えば以下のようなものが市販されています。
グッズも上手に使って暑さから愛犬、愛猫を守りましょう。

  • ひんやりマット
  • 冷却ジェルシート
  • ペットハウス
  • サンシェード、すだれ
  • 遮光カーテン

「冷やリング」もご準備を!

多様な暑さ対策グッズの中でも
ヘルシーアニマルズで
この季節毎年大人気なのが「冷やリング(ひやりんぐ)」です。

色やサイズによってはシーズン中に完売してしまうこともある
人気の商品です。
昨年から可愛い「スヌーピーモデル」も出ました!
(私もスヌーピーが大好きなのです)
でもスヌーピーとのコラボは残念ながら今年で終了ですので
お好きな方はお急ぎくださいね。


【スヌーピー × ヘルシーアニマルズ】 熱中症対策『冷やリング』XSサイズ イエロー色
【スヌーピー × ヘルシーアニマルズ】 熱中症対策『冷やリング』SSサイズ イエロー色
【スヌーピー × ヘルシーアニマルズ】 熱中症対策『冷やリング』Sサイズ イエロー色
【スヌーピー × ヘルシーアニマルズ】 熱中症対策『冷やリング』Mサイズ イエロー色
【スヌーピー × ヘルシーアニマルズ】 熱中症対策『冷やリング』Lサイズ イエロー色

『冷やリング』はソフトな首かけタイプのクッションで、
中には特殊な植物性素材が封入されています。
安全な素材ですので、
万が一ワンちゃんがかじって中身が出ても大丈夫です。

人間も犬も、首には太い血管が通っています。
なので首の後ろを冷やすと、
効率的に全身の血液を冷やすことができるのです。
特殊素材は常温の28℃で凍るため、
わざわざ冷凍庫で凍らせる必要はありませんし、
冷たすぎない優しいひんやり感が持続します。
凍傷や壊死など皮ふトラブルの恐れもありません。

温度環境の変化に合わせて、
液体⇔固体の物理変化を繰り返し、
吸熱、放熱する便利なグッズです。

人間も使うことができますので、
おうちに1本あればとても便利で
手放せなくなります。

最近は通販などでお安い類似商品も出ているようです。
でも使ってみると生地がゴワゴワしていたり、
冷たさの持続性が違うというお声も伺います。
どれを選ぶかは人それぞれですが、
お子様やペット用には安全なものを選んであげると安心ですね。

ネコちゃんは嫌がる子も多いのか、ワンちゃん中心に人気です。
首周りのサイズに合わせてお選びください。
サイズの目安は以下のようになっております。
Lサイズですと、人間も時々お借りすることができます😊

【サイズの目安】
XSサイズ:内径約19cm チワワ、ヨーキーにおすすめ
SSサイズ:約25cm ダックスなどにおすすめ
Sサイズ:約29cm トイプー、ビーグル、フレンチブルなどにおすすめ
Mサイズ:約32cm 柴犬、ペキニーズ、スピッツなどにおすすめ
Lサイズ:約39cm ラブラドール、ゴールデン、ハスキーなどにおすすめ

夏というにはまだ気が早いですが、
備えあれば憂いなしと申します。
今年は早めに熱中症対策を始めてみませんか?