突然ですが皆さんに質問です。
あなたは飼っているワンちゃん、ネコちゃんの
お口がくさいと感じたことはありませんか?
ペットも人間同様、
お口からいやなにおいがする場合がありますよね💦
可愛い子の匂いですから受け入れることはできるのですが、
ペットの口臭はなかなかくさいものです。
どぶ臭かったり、お魚の腐った臭いだったり、色々なものに例えられます。
病気など内臓の不調から来る口臭もありますが、
多くは歯周病が原因です。
歯周病を防ぐには適切な口腔ケアが欠かせません。
目を背けず対処していきましょう!
今日は「ペットの歯周病」や「愛犬・愛猫の口腔ケア」について
考えていきたいと思います。
3歳で8割が歯周病⁉
ペットのお口がくさい場合、多くの原因は歯周病です。
歯周病と聞くと人間のもの?と思ってしまいますが、犬や猫にも歯周病は存在します。
調査によると、3歳のワンちゃんネコちゃんの8割程度が歯周病に感染しているそうです💦
人間の歯周病罹患率は15-24歳が20% 、25-34歳で30% 、
35-44歳で40%、 45-54歳は50%、55歳以上は55-60%ということですので、
人間よりも罹患率が高いですね。
人間は自分の意識で歯みがきをしたり、歯科検診を受診したりできますが、
ペットは自分ではケアできないので罹患率が上がってしまうようです。
歯周病は「全身病」
歯周病とは、歯垢の中の細菌が原因で発生する炎症などの総称です。
歯周病を引き起こす様々な細菌の総称として、歯周病菌という名称が使われます。
歯周病は、以下のように段階的に進行していきます。
①歯肉炎
歯周病菌感染による炎症。歯肉が赤く腫れます。
②歯周炎
歯肉炎が進行すると、歯周ポケットが広がり、歯石がついたり歯肉が衰えてゆきます。
③歯槽膿漏
歯周炎が悪化すると、歯垢に存在する細菌から膿を発生するようになり、
歯と歯肉の間から膿がしみだします。
歯肉が痩せて歯周ポケットが広がります。
④歯根膿瘍
歯槽膿漏が悪化すると、歯を支えるさらに深い部分(歯根)にまで膿が発生し、
歯を支えていた歯槽骨が溶けたり、顎の骨がもろくなります。
また出血も悪化し歯がぐらつくようになります。
歯周病は口腔だけに留まらず、様々な全身の病につながっています。
それは炎症で出てくる毒性物質が歯肉の血管から入り、全身に回るからです。
人間の場合、鼻炎や心筋梗塞、認知機能の低下などにも関係しているという研究結果があります。
ワンちゃんの場合、腎臓、肝臓、心臓の疾患との関連が報告されています。
歯周病の症状
愛犬、愛猫が歯周病になると、以下のようなわかりやすい症状が出ます。
・口臭が強くなる
・歯石がつく
・歯ぐきが腫れる
・歯ぐきから血や膿が出る
・歯が抜ける(ぐらぐらする)
・下あごの骨が折れる
・頬から膿が出る
歯垢が溜まることで歯垢に歯周病菌が繁殖し、口臭の原因となります。
歯周病菌には嫌気性細菌が多いので、アンモニア系の腐敗臭が発生することもあります。
また歯垢が付着したままの状態が続くと、唾液に含まれるミネラル分と結合して歯石となります。
特にワンちゃんは歯垢から歯石になるまでの期間が非常に短く、
歯垢は3日ほどで歯石に変化するそうです💦
歯肉の炎症がひどくなると歯ぐきが腫れ、歯根にまで及ぶと血や膿が出ます。
歯根が侵されると歯がグラグラしたり、抜けたりします。
最終的には歯槽骨が溶けて下あごの骨が折れたり、
奥歯が歯根膿瘍になると頬が腫れて頬から膿が出ることもあります。
恐ろしいですね…。
歯周病の治療とは?
歯周病は根治できない病気ですので、早期発見、早期治療が大切です。
もし歯周病と診断されたらどのような治療を行うのか紹介しますね。
①歯石の除去
歯垢が唾液中のミネラルと結合して石灰化したのが歯石です。
歯石をそのままにしておくと、そこにさらに歯垢がたまり、歯石がどんどん溜まっていくので、早めの除去が必要です。
歯石取りはペットサロンや動物病院で行っていますが、溜まりすぎた場合や、犬種によっては麻酔が必要になることがあります。
②細菌の抑制
炎症の原因となっている口内細菌を抑制するため、飲み薬や塗り薬を用いることがあります。抗生物質や痛み止め、細菌感染を防ぐお薬などが使われます。
③抜歯
歯を保存できないほど歯槽膿漏や歯根膿瘍が進行している場合、抜歯が行われることもあります。
ワンちゃん、ネコちゃんは虫歯になりにくい分、歯周病によって歯肉や歯根にダメージを受けることが多いです。
歯を失う場合も虫歯が原因ではなく、歯肉や歯根が原因となることが多いです。
人間は義歯やインプラントで生活の質を保つことができますが、
ペットはそうもいきませんので、歯を失うと食べる楽しみが失われてしまいます。
食べることは生命力と直結しているので、歯周病の悪化で歯を失うと、健康長寿に大きなダメージです。
なんとしても防ぎたいものです!
歯周病を防ぐには?
歯周病を防ぐためには、日頃の口腔ケアが大切です。
日頃から飼い主さんができることには「歯みがき」「定期通院」の2つです。
①歯みがき
人間のようにペット用の歯ブラシ、歯磨きペーストを使って行うのが理想的ですが、いやがる場合は飼い主さんが指で歯ぐきをマッサージしてあげるだけでも違います。
歯みがきペーストをいやがる場合は、歯ブラシでブラッシングするだけでも良いですし、
スプレータイプなど使いやすい商品も市販されています。
またかじるタイプのおもちゃやおやつなどで歯石ケアができる商品もあります。
歯ブラシも人間用ではなく、ペット用のものだと毛もやわらかく、ヘッドも小さいので、
お口に入れても抵抗が少ないです。
ヘルシーアニマルズでは「天使の歯ブラシ」が人気商品です。
一般的なブラシの毛の太さは0.2mmが一般的ですが、「天使の歯ブラシ」はMサイズで0.08mmの極細毛を20000本使用していて、毛先は羽毛のように柔らかく、密集しています。
ヘッドもとても小さく、歯ブラシに抵抗のある子でも使いやすいと評判です。
【3本セット】究極の歯ブラシ『天使の羽ブラシ』SSサイズ ピンク色(口腔ケア)【小型犬・猫用】
できるだけ幼いころからお口の周りを触ることを習慣づけておくのが理想ですが、
成犬(成猫)になってからでもあきらめないでくださいね。
少しずつ慣れさせていけば歯みがき(ブラッシング)させてくれるようになる子も多いです。
②定期通院
人間の場合、歯医者さんがあり、定期健診も行ってくれますが、ペットの場合は歯科専門病院は少ないです。
動物病院で定期健診を行う際に、歯石などお口のチェックも行ってもらいましょう。
歯みがきジェルで簡単ケア!
歯周病の予防、悪化防止には歯みがきが欠かせませんが、
ペーストに殺菌成分が含まれているものを使うとさらに安心です。
ヘルシーアニマルズでは
北海道産アカエゾマツ精油を用いた定番の「スキンプロテクトシリーズ」に、
このたび「歯みがきジェル」が登場しました。
これはアカエゾマツ精油に含まれる天然の殺菌成分を生かした歯みがきジェルです。
普通に歯みがきジェルとしても使えますし、
歯ブラシが苦手な子は、お口に含ませるだけでも口臭防止の効果があります。
これなら嫌がる子でも簡単にケアできますよね。
なお、ワンちゃんによっては風味が大好きなようで、
歯ブラシにジェルをつけてカミカミさせるととても喜ぶ子もいます。
特に味付けはしていませんが、
自然にワンちゃんの好きな風味なのかもしれません(笑)
毎日の口腔ケアも楽しくなりますよ。
天使の歯ブラシと一緒に、ぜひお試しください!