2026.01.18

【ブログ】7歳すぎたらはじめよう。シニア犬・猫のための「やさしい健康管理」

—冬の危険(ヒートショック・気圧変化)から、冷え対策・生活リズム・筋肉づくり・健康診断まで —

7歳~10歳ぐらいになると、ワンちゃんやネコちゃんにちょっとした変化を感じることがあります。
「最近、寝ている時間が増えたかも」
「寒い季節になると、なんだか元気がない気がする」
なんとなく感じる小さな変化なのですが、長い間寄り添っている飼い主さんだけが気づけることです。

シニア期に入った犬や猫は、若い頃に比べて体温調節や循環機能、免疫機能、筋力などが少しずつ落ちやすくなります。
だからこそ大切なのは、病気になってからではなく元気なうちからの健康管理です。
今日は、シニア犬・猫の健康管理について必要なことを、やさしく整理してお伝えします!

シニア期っていつから始まるの?

犬や猫の“シニア”の目安は、体格や品種、体質で前後しますが、一般的には以下をひとつの目安に考えられます。

犬:小型犬で7〜8歳頃〜、中〜大型犬で6〜7歳頃〜
・猫:7歳頃〜

シニア期は、急に大きく変わるというより、じわじわと「回復が遅くなる」「環境変化に弱くなる」のが特徴です。
冬の寒さ・室内外の温度差・気圧変化などの影響が出やすいので、次から具体的に見ていきましょう。

冬に多い危険①:ヒートショック

ヒートショックってなに?

ヒートショックは、急な温度差によって血圧が変動し、体に強い負担がかかる状態のこと。
人の入浴時に起きやすいことで知られてきましたが、犬猫でも「寒い場所→急に暖かい場所」「暖かい部屋→冷えた廊下」などの移動で負担が増えます。

特にシニア期は、血管のしなやかさや循環の調整力が落ちやすく、心臓・腎臓・脳に負担がかかりやすいと言われます。
「家の中だから安心」と思いがちですが、冬の家は温度差が大きくなりやすいのが落とし穴です。

💡こんな環境が要注意!

リビングは暖かいのに、廊下・脱衣所・玄関が冷える
・夜間、暖房を切って寝室が冷え込む
・日当たりのある場所と、日陰の場所で床温度が違いすぎる
・暖房の風が当たる場所と当たらない場所で、体感温度が大きく違う

💡今日からできるヒートショック対策

部屋ごとの温度差を小さくする(廊下・脱衣所に小型ヒーター、ドアの開閉で冷気流入を減らす)
・床の冷え対策をする(ラグ、コルクマット、ペット用マットなど。猫ちゃんは特に床冷えの影響を受けやすいです)
・ペットの寝床は壁際や窓際を避ける(冷気が溜まりやすい)
・寝床に暖房の風が直接当たらないようにしつつ、“逃げ場”を作る(暑いときに離れられる場所があると安全)

冬に多い危険②:気圧の変化

気圧が変わると、犬猫はどうなる?

気圧の変化は目に見えませんが、体には意外と影響します。
人間でも雨の日、風の日に体調が悪いという方、いないでしょうか?
特に低気圧や急激な天候変化の日には、次のような変化が出る子もいます。

なんとなく元気がない
・よく寝る、動きが鈍い
・食欲が落ちる
・関節がこわばる、歩き方がぎこちない
・いつもより不安そう、甘えが増える

シニア期は、関節・筋肉・自律神経のバランスが崩れやすく、気圧変化の影響を受けやすいことがあります。

🏥獣医さんに聞いたリアルな話:冬は「突然の発作・痙攣」で来院が増えることも

冬になると、動物病院ではシニアの子が「突然の痙攣」「発作」などで来院するケースが増えると聞いたことがあります。
その背景として獣医師さんが挙げていたのが、気温差と気圧変化。
人と同じで、体が環境の変化についていけないと、循環や呼吸、自律神経に負担がかかり、体調が崩れやすくなるのだそうです。

もちろん、すべてが気温・気圧だけで起こるわけではありません。
けれど、冬は体調変化の“引き金”が増えやすい季節です。
だから「いつも通り」に見える日こそ、備えておくことが大切だと感じました。

💡気圧に負けない整え方

天気が荒れそうな日は、運動を軽めにして疲れすぎない
・室温・湿度を安定させる。加湿も大切。
・寝る場所の安心感を増やす(暗め・静か・落ち着ける)
・持病や関節痛がある子は、ケアの頻度や強さを獣医師と相談

「気圧のせいかも?」と気づけるだけでも、対策ができます。
大切なのは、いつもの様子を知っておくことです。

冷えを防ぐことの重要性

シニア期は冷えに弱い

体温が下がると、血流が滞りやすくなり、筋肉がこわばり、動きたくなくなる…という悪循環が起こりがちです。
さらに、冷えが続くと「元気がない」「食欲がない」「免疫が落ちたように感じる」などにつながることもあります。

💡体を冷やさない3つのポイント

【1】首・お腹・足元を冷やさない
・小型犬は特にお腹が冷えやすいので、腹巻や服も選択肢
・猫は“ちょうどいい場所”を自分で選ぶので、複数のあったかスポットを用意してあげると良い

【2】湿度も味方にする
空気が乾くと体感温度が下がりやすく、喉や皮膚にも負担がかかりがち。
目安は湿度40〜60%。加湿器や濡れタオル干しでもOKです。

【3】暖めすぎに注意
こたつ・ホットカーペットは便利ですが、低温やけどのリスクもあります。
・直接長時間触れないよう、タオルやマットを一枚挟む
・暑いときに移動できるクールスポットも確保
・心臓病など持病がある子は、温度管理を獣医師と相談

生活リズムを整えることの重要性

シニア期の健康管理で見落とされがちなのが、生活リズムです。
体内時計が整うと、睡眠の質が上がり、食欲や排泄、活動量も安定しやすくなります。

💡今日からできるリズム習慣

起床・食事・散歩(遊び)の時間を「だいたい同じ」にする
・朝は5〜10分でもOKなので、光を浴びる(窓辺で日向ぼっこでも)
・夜は照明を少し落として、「眠る準備」の合図を作る
・シニアの子ほど、刺激の強い遊びよりも、短い活動をこまめにが向いています

「毎日完璧に」ではなく、「大きく崩さない」が目標で大丈夫。
飼い主さんも無理なく続けられる形がいちばんです。

健康診断の回数は「年2回」に!

健康診断は病気探しではなく、変化探し

シニア期の健康診断の目的は、何かを見つけて怖がることではなく、「その子のいつもの基準」を作り、変化を早く見つけることです。

たとえば血液検査でも、正常範囲内でも“その子の平常値”からじわじわ変化していることがあります。早めに気づけるほど、選べるケアが増えます。

🏥獣医さんに聞いたリアルな話:年1回だとシニアには間が空きすぎることも

獣医師さんから聞いて印象的だったのが健康診断の頻度についての話です。
飼い主さんの多くは年1回の健康診断を想定しているけれど、犬や猫の1年は人の数年分の変化に相当します。
つまりシニア期に「年1回」だと、人で言えば数年に1回(体感としては5年に1回に近い)のような感覚になりやすく、変化を見逃しやすい、ということ。

その結果として、次のような声も多いのだそうです。

病気が進んでいるのに飼い主さんが気づいていない
・持病は把握しているけれど、「いつもの感じ」と思ってしまい、異変に慣れてしまう

シニア期は「悪化が早い」こともあれば、「静かに進む」こともあります。
だからこそ健康診断は、病気探しではなく“変化探し”のための安心材料です。
目安としては、シニア期は半年に1回(年2回)を検討すると、気づけることが増えます。
持病がある場合は、かかりつけの指示に合わせましょう。

💡健診でチェックしたい項目の例

・血液検査、尿検査
・心臓チェック(聴診、必要に応じて画像検査)
・腎臓・肝臓の数値
・体重・体脂肪の変化、筋肉量の見立て
・歯科、皮膚、関節のチェック

先々に「最近こういう様子がある」をメモして持参すると、診察がぐっとスムーズになります。

【参考ブログ】愛犬・愛猫の健康診断!+αのレントゲン検査で見えない病気も早期発見しよう

筋肉をつけることの重要性

シニア期は筋肉が落ちやすく、筋肉が減るとさらに動きづらくなって、また筋肉が落ちる…という良くないループに入りがちです。
筋肉は、歩くためだけでなく、体温を作る・関節を守る・血流を支えるなど、健康の土台です。

だからこそおすすめしたいのが、がんばりすぎない貯筋習慣です。

💡体にやさしい筋肉ケア(おうち編)

短い散歩を回数で稼ぐ(長距離より“こまめに”)
・室内でのゆっくり遊び(ゆるいおもちゃ遊び)
・床を滑りにくくする(滑りは関節にも筋肉にも負担)
・段差を減らす/ステップをつける(飛び降りは負担が大きい)

💡外トイレ派のシニア犬は温度差に要注意!

冬ならではの注意点として、獣医師さんから教えてもらったのが「外でしか排泄しないシニア犬」のリスクです。
外トイレ派の子は、排泄のたびに暖かい室内 → 冷えた屋外(または玄関・廊下)という移動が起こりやすく、その温度差が体に負担をかけます。
特にシニア期はこの急な冷気が刺激になり、肺や呼吸に負担が出て、呼吸が苦しくなる子もいるとのことでした。

今日からできるやさしい対策はこちらです。

出入口(玄関・廊下)を冷やしすぎない(簡易暖房・ドアで冷気を遮る)
・外に出る前に、体を冷やさない工夫(服・腹巻・短時間で済ませる)
・帰宅後は、足元を拭くだけでなく体が冷えていないか触って確認
・可能なら、少しずつ室内トイレの併用を練習(急に変えず、安心できる場所から)

食とサプリで「守る力」を底上げ

毎日のごはんは、健康管理のいちばんの味方。
とはいえ特別なことを増やしすぎるより、継続できる小さなサポートが大切です。

免疫・元気を支えるサポートとして

日々のコンディション維持を意識する飼い主さんには、免疫力をサポートするサプリを取り入れる選択肢もあります。

💊ヘルシーアニマルズ「北海道たもぎ茸濃縮エキス」(液体・粉末)


北海道産たもぎ茸の有用成分を濃縮した健康サポートアイテムです。
たもぎ茸には、免疫の働きを支える成分として知られるβ-グルカンをはじめ、多糖類、アミノ酸、ビタミン類、ミネラルなどが含まれます。季節の変わり目やシニア期の“守る力”を意識したい子に、毎日の食事へプラスしやすいのが特長。体調管理を内側から支える習慣として取り入れやすい一品です。

サプリのトリセツはこちら👇

【サプリのトリセツ①】たもぎ茸サプリの使い方

💊ヘルシーアニマルズ「植物発酵酵素サプリ」(液体・粉末)


50種類以上の野菜・果物・野草などの植物素材を発酵させて得られる“発酵エキス”を中心に、日々のコンディション維持を支える設計のサプリです。発酵により素材の栄養がなじみやすくなり、酵素や有機酸、ビタミン・ミネラルなどの成分が摂りやすいのが特長。
腸内フローラに存在する善玉菌の好物・オリゴ糖が13種類も含まれています。
食事の土台を整え、体温や免疫力の維持を内側からサポートしたいシニア犬・猫に、毎日の習慣として取り入れやすい一品です。

サプリのトリセツはこちら👇

【サプリのトリセツ③】酵素野菜サプリの使い方

サプリは医薬品ではありませんが、もし気になることがある場合は獣医師に相談しながら取り入れてくださいね。

リハビリ・ボディケアも活用しよう!

シニア期は、「運動だけ」よりも、整えるケア+無理のない運動の組み合わせが続けやすく、体にもやさしい選択になりやすいです。

お住まいのお近くでペットのボディケアを扱っている場所があれば、ぜひ相談してみてください。

札幌の場合、ヘルシーアニマルズ直営の「ハウルの森いのちのケアラウンジ」では、体の状態に合わせて相談しながらボディケアを受けることができます。
シニアの子には、以下のようなメニューがおすすめです。

・遠赤外光ケア:じんわり温めるサポートとして、冷えやこわばりが気になる季節に取り入れやすいケア
・筋膜リリース:動きやすさの土台を整えたいときに、体の状態に合わせて相談できるケア

「最近歩くのがゆっくりになった」「触ると体がこわばっている気がする」など、小さな変化の段階で相談できる場所があると、飼い主さんの不安も軽くなりますよ。

飼い主さん用・毎日のチェックリスト

忙しい毎日でも、1分でできるチェックがあります。

📝1分チェックリスト

・食欲はいつも通り?(食べる速度・残し方も含む)
・お水の量は増えてない?減ってない?
・排泄はいつも通り?(回数・色・におい・形)
・歩き方は?(滑る・ふらつく・段差を嫌がる)
・呼吸は苦しくない?(寝ているときの呼吸数が増えてない?)
・触ったとき、体が冷たすぎない?熱すぎない?
・目つき・表情がぼんやりしていない?

でもノートなどにこれを毎日書くのって大変ですよね!
スマホアプリを使うと記録は簡単。後々蓄積もされて便利ですよ!
やり方はこちらを参考にしてくださいね👇

【参考ブログ】忙しい人・ズボラさん必見!ペットの健康管理は「ルーティン」「仕組み化」でもう忘れない!

気になるサインが続くとき、急に悪化したときは、迷わず受診を。
「気のせいかな~」で終わらせないことが、シニアへのいちばんの優しさです。

シニアの健康管理は「温度差を減らす・冷えを防ぐ・リズムを守る・筋肉を守る」

まとめになりますが、シニア期の健康管理は、特別なことを一気にやるよりも、小さな工夫を積み重ねることがいちばんの近道です。

冬はヒートショック(温度差)と気圧変化に注意
・冷えを防ぐことは、元気と巡りの土台
・生活リズムは自律神経と免疫の味方
・健康診断は、できれば半年に1回
・筋肉を守る(貯筋)ことで、動ける時間が伸びる
・必要に応じて、サプリやケアを活用する


今日からでもできるコツコツを積み重ねて、可愛い愛犬・愛猫の健康寿命を延ばしてゆきましょう!
めざせ、20歳!!