2023.03.09

【ブログ】ワンちゃんの足裏を守ろう。肉球クリームが好評です!

犬の肉球はスーパー高性能!

ワンちゃんと猫ちゃんを両方飼っている飼い主さんならよく分かると思いますが、
ワンちゃんの肉球はネコちゃんの肉球より硬くてがっちり、表面はちょっぴりザラザラしています。

これはワンちゃんの祖先であるオオカミが寒~いところで生活していたからという説があります。
雪が積もった地面や凍った地面を歩くためには、肉球が硬く丈夫でなければなりません。
冷えにくく、滑りにくい構造であることも必要です。
その結果、まるで冬用の靴底のような肉球になっていったのです。

ワンちゃんの肉球の断面を顕微鏡で見ると、円錐状のスパイクのような突起が表面に見えます。
これが滑り止めの役割をしているんですね。
その内側に弾性脂肪とコラーゲンの層があり、歩行時の衝撃から足を守る緩衝材の役割を果たしています。

ワンちゃんって、とても冷たい地面を裸足で歩いても「冷たいっ!」となっている様子を
見ることがないのですが、それも肉球の内部構造によるものです。

ワンちゃんの肉球の内部には動脈と静脈が通っています。
これは毛細血管を介さずに動脈と静脈が直接つながっている構造『動静脈吻合』というそうです)になっています。

冷たい地面に触れて「冷たいっ!」となったときに、
自律神経が『動静脈吻合』を拡張し、肉球の血流量を増やすことで
足の裏を速く温めることができるんですって。
寒~いところで生活するペンギンのヒレなどと同様の構造になっているそうです。

なお、ネコちゃんの先祖は暖かいところで生活していたのでそのような仕組みは持たず、
肉球もワンちゃんより柔らかくふんわりしています。

▲ねこの肉球はぷにぷに柔らかです

また、ワンちゃんは汗をかかないと言いますが、肉球にはエクリン汗腺があります。
エクリン汗腺から出る汗はサラッとした汗です。
体から汗はかきませんが、足裏から汗をかくことで体温調節を行っています。

最近はワンちゃんも散歩のときに靴を履く子が増えていますが、
ワンちゃんにとって肉球は持って生まれた「スーパー高性能な靴底」なのです。

肉球に厳しい!現代の環境

そんな素晴らしい機能を持つワンちゃんの肉球ですが、
現代の都会は、ワンちゃんの祖先が暮らしてきた環境と随分違っています。

土の地面ではなく、硬いアスファルトの地面を毎日お散歩している子も多いでしょうし、
雪国ではツルツル路面や凸凹に凍り付いた路面を散歩する子もいるでしょう。

夏のアスファルト路面は想像以上に非常に熱くなります。
冬の凸凹した凍結路面はトゲトゲ、イガイガしていて足裏に刺激が強いです。

また現代では室内で飼われている子が多いので、
空気が乾燥し、肉球も乾いてひびわれてしまうことがあります。
乾燥した肉球は滑りやすくなるので、
ツルツルしたフローリングの室内では足に負担がかかります。

特に気をつけてあげたい子は?

ワンちゃんの犬種や年齢によって、
肉球に特に気をつけてあげたい子もいます。

例えば寒い地方原産で、犬ぞりで活躍してきたシベリアンハスキーと、
暖かいメキシコを原産国とするチワワの肉球。
もし機会がありましたらさわり比べてみてください。

シベリアンハスキーの肉球はがっちりと硬く、
チワワの肉球は犬にしては比較的柔らかいことがわかると思います。
肉球が柔らかい犬種には特にケアが必要です。

さらに、シニア犬になると肉球の角質が分厚くなり、
ひび割れやすくなることがあります。
代謝が低下するので角質が蓄積しやすくなるからだと考えられます。
ひび割れから雑菌に感染することもあるので要注意です。

犬の肉球の弱点

しっかりとワンちゃんの足を守ってくれている肉球ですが、
1つ重大な弱点があります。

それは、皮膚の再生能力が低く、ケガをすると非常に治りにくいことです。

脂肪と線維組織で張りつめた状態にあるので、
尖ったものなどを踏んで傷つけると、傷口がパンと大きく弾けるように開いてしまうのです。

表皮の硬い部分は血管が少ないので、
怪我をすると肉が盛り上がってくるのにも時間がかかります。

しかも、犬の体重がかかる場所なので負担が大きいため、
ふさがりかけた傷口がまた開きやすいということもあります。

なので予めトラブルを防ぐため、
日ごろから肉球の表面をしっとりしなやかにしてあげるのがオススメです。

肉球のケア方法

日ごろからできる肉球ケアの基本は2つです。

  1. 汚れを落とし、清潔に保つ
  2. 保湿する(乾燥を防ぐ)

1.汚れを落とし、清潔に保つ

お散歩から帰ってきたときなど、布などで足の裏の汚れを拭きとっていると思いますが、
その際に汚れが残りやすい肉球と肉球の間までしっかりと拭いてあげましょう。

足の裏の毛が伸びていると、不潔になりやすく、フローリングの床では滑りやすくなるため、こまめにカットしてあげましょう。

2.乾燥を防ぐ(保湿する)

肉球の角質が乾燥するとひび割れが発生しやすくなります。
ワンちゃんが舐めても大丈夫な保湿剤(クリーム、ローションなど)を使って保湿し、乾燥を防ぎましょう。
マッサージしながら塗ってあげることで愛犬とのコミュニケーションにもなり、
肉球の状態もチェックすることができます。

オリジナル肉球クリームの特徴

「保湿する」でご紹介したように、
肉球の保湿剤にはいろいろなタイプが販売されていますが、
ヘルシーアニマルズではオリジナルの「肉球クリーム」を発売しました。

犬・猫用【アカエゾマツ肉球クリーム】30g

こちらが店頭、オンラインショップともに
ありがたいことに予想以上の人気となっております。

肉球のお悩みをお持ちの方は多いですよね…。

ヘルシーアニマルズオリジナル肉球クリームの特徴は、
以下の2つです。

  1. 抗菌防臭効果にすぐれた北海道産アカエゾマツ精油を配合
  2. 舐めても大丈夫!北海道産エゾシカオイルを使用

1.抗菌防臭効果にすぐれたアカエゾマツ精油を配合

「スキンプロテクトシリーズ」でもお馴染みの、
抗菌防臭効果にすぐれた北海道産アカエゾマツ精油を使っており、
塗ることで肉球を感染から守ります。
また、足の裏にある汗腺から出る汗に雑菌が発生することも防ぎます。
アカエゾマツ精油のほのかでさわやかな香りにはリラックス効果もあります。
ペットへの良い影響は「スキンプロテクトシリーズ」で実証済みです。

2 舐めても大丈夫!北海道産エゾシカオイルを使用

原料管理のしっかりした北海道産のエゾシカから自社で採取、精製した
貴重なエゾシカオイルを使用しています。
エゾシカオイルは馬油などと同様、融点が低く、ワンちゃんの体温ですーっと皮ふになじみます。
動物性のオイルですが付け心地はサラッとしているのが特徴です。
また無着色、無香料はもちろん、食品グレードの衛生管理で精製されたエゾシカオイルですので、ワンちゃんが舐めても大丈夫です。

オススメの使い方

ワンちゃんには毎日、お散歩のあとに足の汚れを拭きとった後、
飼い主さんの手に肉球クリームをお好みの量取って、
肉球をやさしくマッサージするようにして塗り込んであげてください。

伸びが良いので少量でも大丈夫です。

人間も使用できますので、
ハンドクリームなどとして、ワンちゃんと一緒にお使いの飼い主さんもいらっしゃいます。
また、ワンちゃんだけではなくネコちゃんにも使うことができます。

少し春の気配が見えてきた今日この頃。
お散歩が楽しくなる季節に向けて、
ペットの大切な肉球をケアしてあげませんか?