こんにちは!愛犬や愛猫との暮らしは、本当にかけがえのないものですよね。
元気にお散歩したり、膝の上でゴロゴロしたり…
見た目や行動が元気だと、つい体の中も「健康」だと判断してしまいます。
ところが、見た目は健康でも、体の中で見えない変化が起きていることがあるのです。
それに気づくことなく過ごした結果、命や健康に関わる重要な問題を見逃してしまうことがあります。
ワンちゃんネコちゃんとの幸せな時間をこれからもずっと続けていくために、今日は「健康診断」と「レントゲン検査」について、実例も交えてお話しします。

なぜ犬や猫にも健康診断が必要なの?

人間の健康診断と同じように、犬や猫にも「早期発見・早期治療」がとても大切です。
特に中高齢の子や、持病を持っている子はもちろんですが、実は若いうちから健康診断を習慣づけることが一番の予防になります。
以下のような理由から、定期的な健康診断をおすすめします:
- 病気の早期発見:見た目では元気そうでも、内臓疾患や心臓疾患などが進行している場合があります。
- 健康状態の把握:日々の変化に気づきやすくなり、体調不良の兆候を早めにキャッチできます。
- 体の中をチェックできる:血液検査やエコーなどで体の中の情報が手に入るため、飼い主さんも安心して生活できます。
飼い主さんから「もっと早く知っていれば…」という声は少なくありません。動物病院では「健康なときだからこそ診る健康診断」を推奨しています。
【体験談】健康診断でヘルニアが見つかったミニチュアダックス

ヘルシーアニマルズのお客様と暮らしている、とても可愛いミニチュアダックスちゃんのお話です。
この子は外見も動きも健康そのもの。飼い主さんも健康についてまったく心配していませんでした。
ところが、念のため受けた健康診断でレントゲン検査を受けたところ、「椎間板ヘルニア」のグレードⅡであることが発覚。症状が全くなかったため、飼い主さんもびっくり!まだ4歳なのに…。
早期発見できたことで、すぐに生活面に気をつけたり、近赤外線ケア・ペット鍼灸などのボディケアを開始しました。
その結果、数ヶ月後にはレントゲン写真でほとんどヘルニアの突出が見られなくなるほどに改善!
健康診断、特にレントゲン検査を受けていなかったら、ヘルニアが進行し、ある日突然歩けなくなるような事態になっていたかもしれません。
元気な子でも、見えないところに病気(または病気の予兆)が潜んでいることがあるということを実感したエピソードでした。
「猫には健康診断は必要ない?」—それって本当?

ネット検索すると、「猫 健康診断 必要ない」というサジェストを目にすることがあります。
確かに、猫は犬に比べて家の中で生活することが多く「お外にも出ないし、病気なんてしないから大丈夫」と思ってしまう飼い主さんもいるかもしれません。
しかし、これはとても危険な考え方です。
猫は、とても我慢強い動物です。
痛みや不調を隠し、ギリギリまで平気なふりをします。
また、弱っている自分を見せることを本能的に避ける傾向があります。
そのため、本当にどうしようもなくなって動けなくなった時は、すでに病気がかなり進行してしまっているケースがほとんどなのです。
😺猫に多い「隠れた病気」とは?
- 腎臓病(高齢猫では特に多い)
- 心疾患
- 尿路結石や膀胱疾患
- 甲状腺疾患
- 肝臓障害
- 悪性腫瘍(ガン)
これらは症状が出にくく、気づいた時には取り返しのつかない状態になっていることが少なくありません。
猫ちゃんは嫌がるかもしれませんが、心を鬼にして👹定期的に健康診断に連れて行ってあげてくださいね!
犬に多い病気ランキング

ワンちゃんは体格や年齢によってかかりやすい病気もさまざまです。
以下は、犬でよく見られる病気の一例です。
健康診断を受けないと早期に見つからない病気も多いですね。
| ランク | 病気 | 特徴 |
| 1 | 皮膚炎・アレルギー | かゆみ、フケ、毛の脱落 |
| 2 | 歯周病 | 口臭、歯石、歯茎の腫れ |
| 3 | 心臓病(僧帽弁閉鎖不全症) | 高齢犬に多く、初期は無症状 |
| 4 | 椎間板ヘルニア | ダックスやコーギーに多い |
| 5 | 消化器系腫瘍 | 食欲不振、嘔吐、便の異常など |
◼ 猫に多い病気ランキング
猫は「体調が悪くても我慢する」動物です。
そのため、飼い主は早めの健康診断が欠かせません。
| ランク | 病気 | 特徴 |
| 1 | 慢性腎臓病 | 高齢では特に多く、初期は症状なし |
| 2 | 甲状腺機能亢進症 | 食べているのに痩せる、多飲多尿 |
| 3 | 心筋症(肥大型心筋症など) | 無症状で進行し、発見が遅れる |
| 4 | 尿路結石・膀胱炎 | 排尿時の痛み・血尿・トイレ回数の増加 |
| 5 | 糖尿病・肝臓疾患 | 肥満猫に多発。血液検査が重要 |
なぜレントゲン検査が必要なの?

健康診断の中でも特に注目してほしいのが、レントゲン検査(X線検査)です。
先ほどのミニチュアダックスの例でもありましたが、
血液検査や触診のみではわからない、“体の内側で起きている異常”を映し出してくれるからです。
レントゲンで分かること:
- 背骨の変形や椎間板の異常(椎間板ヘルニア)
- 骨折や骨密度低下
- 心臓や肺の異常
- 腫瘍や臓器の肥大化
- 飲み込んだ異物の有無
特に椎間板ヘルニアや心臓病、肺の病気などは、症状が出てから気づくと重篤な状態に進行していることも珍しくありません。
「レントゲン検査を受けていなかったら、気づけなかった」というケースは多くあります。
レントゲンはペットにとって負担が少なく、短時間で終わります。だからこそ、定期診断の一部として年に1回は受けておきたい検査なのです。
◼ レントゲン検査で見つかりやすい病気の例
実際、レントゲン検査で発見されることの多い病気には次のようなものがあります:
- 心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)
- 関節の疾患(前十字靭帯断裂、パテラなど)
- 肺炎や胸水
- 消化管の閉塞
- 腫瘍(特に胸部や腹部のもの)
このような病気は、あきらかに症状が出てから発覚すると、治療が難しくなることもあります。
「元気なのに?」と思うかもしれませんが、病気は症状が出るときには「進行している」ことが多いのです。
健康診断の内容と費用の目安

健康診断では以下のような検査を行います。
料金や内容は病院によって異なりますので、行きつけの動物病院に確認してみてくださいね。
■ 基本検査(5,000〜15,000円)
- 身体検査(問診、聴診、触診)
- 血液検査
- 尿・便検査
- 血圧測定
■ レントゲン検査(5,000〜10,000円)
- 骨や臓器の形態を確認でき、血液検査では得られない情報がわかる
■ エコー検査(5,000〜12,000円)
- 心臓の動き、臓器内部の様子をチェック
■ 総合健診(15,000〜30,000円)
- 年に1回は受けたい「フルコース」。特にシニア期には必須。
健康診断のタイミング・頻度と注意点
| 年齢 | 推奨頻度 | ポイント |
| 0〜5歳(若齢期) | 年に1回 | ワクチン・フィラリア検査と同日がおすすめ |
| 6〜10歳(中齢期) | 年に1〜2回 | レントゲンやエコーを加えることで未病を発見 |
| 11歳以上(シニア期) | 年に2回以上 | 病気の早期発見・進行抑制に効果的 |
病院を受診するときは、普段の生活リズムに近い状態で行くことがポイントです!
(空腹・ストレスなどを避けるため)

「早期リハビリ」も大切!

病気を見つけることができても、その後のケアなしでは改善は難しくなります。
そこで注目したいのが「ボディケア」と「リハビリテーション」です。
例えば、椎間板ヘルニアが発覚した際、早期から筋力維持や関節ケアを行うことで、手術を避けられるケースも多くあります。
愛犬・愛猫の体に優しい運動や筋膜ケア、血流改善を目的とした機器や施術も取り入れることで、QOL(生活の質)を高めることができます。
■リハビリ専門「ハウルの森いのちのケアラウンジ」

私たちヘルシーアニマルズが提案する新しいケア空間「ハウルの森いのちのケアラウンジ」(札幌市)では、病気の予防からケア・リハビリまでを一貫してサポートしています。
飼い主さんとペットの「生きる力を応援する場所」です。
私たちが提供しているボディケアには以下のようなものがあります。
- 近赤外光ケア
- ペット鍼灸
- 水中トレッドミル
- 筋膜リリース
- バランスディスクリハビリ など
特に、愛犬の椎間板ヘルニアや関節疾患、シニアケアに効果的なメニューが揃っています。
安心してケアできる場所があるというのは、飼い主さんにとっても大きな支えになります。
詳しくはこちらでご紹介しています。
ペットのリハビリ、健康維持について気軽にご相談ください。
【ブログ】私たちがリハビリ専門動物病院「ハウルの森いのちのケアラウンジ」をつくった理由

犬にも猫にも、健康診断&レントゲン検査を!

あなたの大切な家族であるワンちゃんやネコちゃん。
元気なうちに健康診断を受けさせてあげることで、「体の中の見えないサイン」に気づいてあげられるのは、飼い主さんだけです。
特に、猫の場合は症状を隠すことが多いので、「元気だから大丈夫」はまったく安心材料になりません。
若い子も、シニアの子も、気になったときが受診のタイミングです。
今まで受診していなかった方は、この記事を読んでくださったのも何かのタイミングです。かかりつけの病院に相談してみてください。
そして健康診断を受ける際は、見えない部分の健康状態を知るために必ず「レントゲン検査」もメニューに加えてあげてくださいね。
みんなで健康長寿を目指したい、ヘルシーアニマルズからのお願いです。
