「うちの子、あんまりお水を飲んでくれない」
「気づいたら最近全然お水が減っていない」
そんなお悩みを持つ飼い主さんは少なくありません。
犬や猫にとって水分は健康を維持するための大切な要素です。
人間と同じように、体の中で血液を循環させたり、体温を調節したり、老廃物を排出したりと、多くの役割を担っています。
しかし、犬や猫は自分から「水分が足りないからもっと飲まなきゃ!」と意識できるわけではありません。
そのため気づかないうちに脱水が進行してしまい、体調不良や病気の原因になることもあります。特に夏場やシニア期には注意が必要です。
今回は、ペットの脱水症状のサインやチェック方法、水分補給の工夫をわかりやすくお伝えします。

ペットが脱水になる原因とは?

1. 飲水量不足
特に猫は元々あまり水を飲まない動物で、ドライフード中心の食事では水分不足になりやすい傾向があります。
個体差もありますが健康でも心配になるほど飲まない子もいるようです。
また、何らかの病気が原因で飲水量が不足する場合もあります。
内臓の不調やお口の中の疾患が隠れていることもあります。
2. 暑さによる消耗
夏場の気温上昇や湿度によって、犬はハァハァと呼吸を早め、猫も体から熱を逃がそうとします。
その結果、水分が失われやすくなります。
3. 下痢・嘔吐
体調不良で下痢や嘔吐が続くと、短時間で大量の水分が失われ、急速に脱水が進む危険があります。
4. 高齢化
シニア期に入ると喉の渇きを感じにくくなったり、体の代謝機能が低下することで水分不足になりやすくなります。
脱水時に現れるサイン

ワンちゃんネコちゃんが脱水状態になっているとき、こんな症状が見られます。
もしかして…と思ったらすぐに後ほどご紹介する対処を行いましょう。
- 皮膚の張りがない
- 歯ぐきが乾いている
- 元気がない、食欲がない
- 尿の量が少ない・色が濃い
「かくれ脱水」にも注意!

脱水はいきなり重い症状が出るのではなく、表面的に分からない状態で体内で進行していることがあります。
「ぐったり」「動けない」といった重い症状が出る前に、じわじわと進んでいる状態を「かくれ脱水」と呼んでいます。
さらにひどい状態になる前に、いかに早く気づいて対処を行えるかが重要です。
📝 かくれ脱水セルフチェックリスト
| チェック項目 | 観察のポイント | 要注意サイン |
| お水の飲み方 | いつもより飲んでいない/器の水が減っていない | ✔ 飲水量の減少 |
| 毛並み | つやがなく、パサつきやゴワつきがある | ✔ 水分不足で被毛に影響 |
| 皮膚の弾力 | 首の後ろをつまんでも戻りが遅い | ✔ 脱水の進行サイン |
| 口の中 | 歯ぐきが乾燥してカサついている | ✔ 水分不足で粘膜が乾燥 |
| 尿 | 色が濃い、回数が少ない | ✔ 水分が体内に不足 |
| 行動 | なんとなく元気がない、遊びに誘っても反応が薄い | ✔ 体調低下の可能性 |
👉 2つ以上当てはまる場合は、かくれ脱水の可能性があります。早めにお水を与えたり、水分補給食を取り入れてあげましょう。
犬と猫の体重別「標準飲水量の目安」

ワンちゃんネコちゃんの毎日の標準飲水量の目安は体重に関係があります。
あくまでも目安ではありますが、体重別にまとめてみましたので参考にしてくださいね。
ペットが「どれだけお水を飲んだか」を管理するときに便利なのが、目盛りをつけた器を利用するという方法です。
ペット用の給水器には予め目盛りがつけてあるものもあります。
毎日、どのぐらいお水が減っているか、標準量を飲んでいるかを観察しましょう。
🐶 犬の目安
| 体格 | 体重の目安 | 1日の標準飲水量(目安) |
| 小型犬 | 5kg前後 | 約250〜300ml |
| 中型犬 | 15kg前後 | 約750〜900ml |
| 大型犬 | 30kg前後 | 約1500〜1800ml |
🐱 猫の目安
| 体格 | 体重の目安 | 1日の標準飲水量(目安) |
| 小柄な猫 | 3kg前後 | 約150〜180ml |
| 標準的な猫 | 4〜5kg | 約200〜300ml |
| 大きめの猫 | 6kg前後 | 約300〜360ml |

水分補給を促す工夫とは?

1. お水の場所を増やす
家のあちこちに水飲み場を設置すると飲みやすくなります。
ワンちゃんネコちゃんの行動範囲に何か所か置いてあげましょう。
2. 器を清潔に保つ
毎日洗って、新鮮なお水を用意しましょう。
何日も置きっぱなしはNGです。
3. ウェットフードやリゾットを取り入れる
水分多めのウェットフードやリゾットタイプのごはんを取り入れると、水を飲まなくても水分の補給になります。
ヘルシーアニマルズの「エゾ鹿リゾット」は、北海道産エゾ鹿肉と野菜を使ったリゾットタイプ。水分を含み、低脂肪・高たんぱく・鉄分豊富で夏場や体調が気になる時期にぴったりです。
4. サプリで水分+栄養補給
- ヘルシーアニマルズ「たもぎ茸サプリ(液体)」
抗酸化物質を多く含むたもぎ茸を使った免疫サポートサプリ。水やごはんに数滴混ぜるだけで簡単に続けられます。
- ヘルシーアニマルズ「植物発酵酵素(液体)」
50種類以上の北海道産野菜や果物を発酵した酵素生成物に由来する約23種類のオリゴ糖が含まれています。腸内環境を整え、消化をサポートします。
お水やフードに混ぜるだけで“水分+健康習慣”を補給することができます。
5. 流れる水を利用する
噴水のような自動給水器(ファウンテンタイプ)を利用すると、特に猫ちゃんが自然に水を飲みやすくなります。
ろ過フィルターもついていて、いつでもきれいなお水を飲ませてあげることができますよ。
脱水リスクが高い生活シーンは?

以下のようなシーンでは、脱水リスクが高いので特に注意しましょう。
- 夏のお散歩後
- シニア期や病中病後
- エアコンや暖房の効いた室内
エアコンが効いていると脱水は起きないような気がしますが、
暑さを感じないので飲水量が減りすぎて脱水が起きてしまうことがあります。
脱水は命に関わることもあります。
軽度なら水分補給で改善しますが、重度では点滴治療が必要です。
「ぐったり」「意識がもうろう」「激しい下痢や嘔吐」があれば、すぐに病院へ。
大切な家族においしい水分を!
ワンちゃんや猫ちゃんが脱水状態に陥っていても、最初はほんの少しの変化しかありませんので、
飼い主さんしか気づくことができません。
「お水は足りているかな?」「ちょっと元気がないのは暑さのせい?」——そんな小さな目配りが、脱水防止にとても大切です。
毎日の生活の中で、ボウルのお水を新鮮に保ってあげたり、フードや手作りごはんに水分を加えてみたり。「水分チェック」を習慣にしてあげてください。
一杯のお水が、愛するペットの健康と笑顔を守ってくれます。
