2025.08.01

【ブログ】犬のサマーカットって本当にいいの?夏のトリミング事情と気をつけたいこと

暑い夏がやってくると、愛犬の毛がモコモコしているのがちょっと心配に…。
「見た目も暑そうだし、短くサマーカットにした方が涼しいかも?」と考える飼い主さんも多いのではないでしょうか?
ヘルシーアニマルズに遊びに来てくれるワンちゃんたちでも、飼い主さんが上手にサマーカットを取り入れて涼しく夏を過ごしている子もたくさんいます。

確かに、毛がすっきり短くなった愛犬は見た目も涼しげで、ケアもしやすそうですよね。
でも実は、サマーカットには思わぬリスクや注意点もあるんです。
今回はサマーカットのメリットとデメリットをくわしくご紹介しながら、犬の皮ふのしくみと毛の役割、さらにサマーカット以外の暑さ対策の工夫まで、わかりやすく解説します。

「サマーカット」ってどんなカット?

「サマーカット」とは、夏の暑さ対策として、愛犬の毛を短くカットするスタイルのこと。
特に、被毛が多く暑さに弱い犬や、皮ふトラブルがある子に取り入れられることが多いです。

トリミングサロンで「夏っぽく短めにしてください」とお願いすると、バリカンで全体的に短くカットしてもらえることも多いですが…
実はこの“短くする”という行為が、犬にとっては必ずしも「快適」や「安全」につながるとは限りません。

🌞サマーカットの【メリット】

1. 見た目がスッキリして涼しそう

見た目の清潔感や可愛さがアップし、夏らしい雰囲気になります。

2. 通気性が良くなり、皮ふトラブルの予防に

皮ふが蒸れやすい子や、脂漏症、マラセチア性皮膚炎などの持病がある子には、通気性を良くすることで症状の軽減が期待できます。

3. お手入れがラクになる

毛が短くなることで、ブラッシングやシャンプー、ドライヤーの時間も大幅に短縮!
毛玉もできにくく、毎日のケアがぐっと楽になります。

4. ノミ・ダニが見つけやすくなる

毛が長いと隠れてしまいがちなノミやダニも、短毛なら発見が早く、早期の駆除・対処につながります。

🌞サマーカットの【デメリット】

サマーカットにはメリットもありますが、デメリットや注意点もあり、決して見逃せません。

1. 紫外線による皮ふダメージ

犬の毛は、直射日光や外的刺激から皮ふを守るバリアの役割をしています。
その毛を極端に短くカットすると、日差しが皮ふに直接あたり、日焼けや炎症を起こすリスクが高まります。

とくに白毛の犬や肌の薄い犬種は注意が必要です。

2. 毛質が変わってしまうリスク

ダブルコートの犬(柴犬、ポメラニアン、ゴールデンなど)は、被毛を短く刈りすぎることで毛質が変化し、元通りに戻らないこともあります。
チクチクと硬くなったり、毛の生え方が不均一になる場合も…。

これは「毛周期」の乱れによるもので、一度起こると元に戻すのが難しくなります。

3. 体温調節がうまくできなくなる

被毛には断熱材”のような役割があり、夏の暑さを遮ってくれる効果もあります。
むやみに短くすると、かえって熱がこもってしまい熱中症リスクが上がる可能性もあるのです。

4. 害虫に狙われやすくなる

毛を短くすることで皮ふがむき出しになり、ノミ・ダニ・蚊などの害虫に直接刺されやすくなります。
草むらや公園での散歩中、虫に刺されてかゆみや皮膚炎を起こすことも。

皮ふトラブルの際に活躍するのが、ヘルシーアニマルズの「スキンプロテクトスプレー」です。


抗菌防虫、防臭効果にすぐれた北海道産天然アカエゾマツ精油を活用しているので、虫が寄りつきにくく、同時に皮ふの抗菌・保護にも役立ちます。
外出前にシュッとスプレーするだけなので、お散歩前にもぴったりですよ。

犬の皮ふと毛のしくみを知ろう

犬の皮ふは人間よりずっと薄くて敏感。
私たちが「日焼けしたな」と感じる程度の紫外線でも、犬の皮ふには強い刺激になります。

さらに、犬の毛にはこんな重要な役割があります。

● 紫外線・熱・虫刺されから守る「バリア機能」

毛があることで、皮ふが直に外敵にさらされずに済んでいます。
短くしすぎることでこのバリアが失われ、肌トラブルが起きやすくなるのです。

● 空気の層で体温を調節

犬は汗腺が足裏にしかなく、人間のように汗で体温を調整できません。
そのため、毛の中に空気の層を作り、夏は熱を遮断し、冬は保温するという高度な機能を備えています。

特にダブルコート犬種は、換毛によって夏毛・冬毛が自然に生え変わるので、無理にカットする必要がない場合もあります。

サマーカットが向いている犬、向いていない犬

サマーカットが向いている犬(シングルコート)

  • プードル
  • マルチーズ
  • ヨークシャーテリア
  • シーズー(毛質による)

毛が伸び続けるタイプの犬種は、定期的なトリミングが必要で、短くしても毛質が変わりにくいです。

サマーカットが不向きな犬(ダブルコート)

  • 柴犬
  • ゴールデンレトリーバー
  • コーギー
  • ポメラニアン
  • シベリアンハスキー

アンダーコートを持つ犬種は、カットによるデメリットの影響を受けやすいため、短くしすぎずに抜け毛ケアで調整しましょう。

サマーカットをするならここに注意!

どうしてもサマーカットにしたい場合は、次の点に気をつけてください。

  • 毛を剃りすぎない(最低でも1〜2cmは残す)
  • 紫外線対策を忘れずに(UVウェア・日よけ帽子など)
  • 保湿ケアで皮ふを守る(乾燥によるバリア機能低下を防ぐ)

また、トリマーさんに犬種や毛質に合ったアドバイスをもらうことも大切です。

ヘルシーアニマルズ札幌本店では、トリミングサロンも併設しています。
また、皮ふケアに効果的でリラクゼーション効果もある水素入浴もできますので、
お立ち寄り可能な方はぜひお試しくださいね。

【参考リンク】ヘルシーアニマルズのサービスご紹介

サマーカット以外の暑さ対策

「やっぱりカットが不安…」という方も大丈夫!
サマーカット以外にも、快適な夏を過ごす方法はたくさんあります。

● 抜け毛ケア&ブラッシング

アンダーコートをこまめに取り除くことで、通気性がぐっとよくなります。
「ファーミネーター」などの専用ブラシもおすすめです。

● ひんやりグッズの活用

  • 冷却マット
  • クールベスト
  • 首に巻くタイプの保冷グッズ(《冷やリング》など)

「冷やリング」は軽くて首に巻きやすく、熱中症予防にも人気です。

● エアコン&換気の併用

室温は25〜27℃前後が理想的。エアコン+サーキュレーターで空気を循環させ、体感温度を下げましょう。

その子に合った“涼しさ”を選ぼう

サマーカットは、確かに見た目も涼しげでメリットも多く感じられますが、犬種や毛質、体質によっては大きなデメリットにもなり得ます。

とくに皮ふが薄く、毛にバリア機能を頼っている犬たちにとって、「短くしすぎる=快適」とは限らないのです。

ブラッシングやシャンプー、「冷やリング」などの冷却アイテム、室温管理、そして「スキンプロテクトスプレー」などの皮ふケアアイテムを上手に活用しながら、
その子にとって本当に心地よい夏の過ごし方を見つけていきましょう。