ワンちゃんネコちゃんのお口の臭いが気になっても
「うちの子はちゃんとご飯を食べているから大丈夫!」と思っていませんか?
実は犬や猫は痛みを我慢するのがとても上手です。
歯周病がかなり進行していても、普段どおり食事をしている子も少なくありません。
しかも歯周病は、お口の中だけの病気ではなく、全身の健康や寿命にも関わる病気です。
だからこそ毎日の口腔ケアがとても大切なんです!
今回は歯周病の怖さと、今日からできる予防方法についてご紹介します。

歯周病は「歯の病気」ではなく「全身病」

歯周病は、歯と歯ぐきの境目に細菌が増えることで起こります。
最初は歯ぐきが赤くなったり、少し口臭が強くなる程度ですが、放置すると炎症はどんどん進行します。
そして怖いのは、歯周病菌が炎症を起こした歯ぐきから血液中へ入り込み、
・心臓
・腎臓
・肝臓
・肺
など、全身へ影響を及ぼす可能性があることです。
人間でも歯周病は生活習慣病との関係が注目されていますが、犬や猫でも「全身病」と考えられています。
だから歯みがきは、「虫歯予防」ではなく、「健康寿命を延ばすための習慣」なのです。
歯垢と歯石は違うもの

歯みがきで落としたいのは「歯石」ではなく、「歯垢(プラーク)」です。
歯垢は細菌のかたまりで、放っておくと約2〜3日で歯石へ変化するといわれています。
歯石になると歯ブラシでは落とすことができません。
動物病院で麻酔をかけて歯石除去が必要になる場合もあります。
つまり毎日の歯みがきは、歯石を取るためではなく、歯石を作らないため。
これがとても重要なポイントです。
犬にも猫にも「歯周ポケット」はできる

最近、人間でもよく耳にする「歯周ポケット」。
実は犬や猫にもあります。
歯ぐきに炎症が起こると、歯と歯ぐきの間にすき間ができ、そこへ細菌が入り込みます。
この状態が歯周ポケットです。
一度深くなった歯周ポケットは、治療で炎症を改善することはできますが、失われた歯周組織が完全に元通りになることは難しいとされています。
だからこそ「悪くなってから治す」ではなく、
「悪くならないように予防する」ことが何よりも大切なのです。
歯周病が原因で鼻水?ほっぺたに穴⁉

歯周病が進行すると、
・歯が抜ける
・顎の骨が溶ける
・膿がたまる
など深刻な状態になります(怖いですね…)
実際に歯の根元の感染が皮膚まで広がり、
ほっぺたに穴が開いてしまったという症例も見たことがあります。
また「最近ずっと鼻水が出る」という症状で受診したところ、
原因は鼻ではなく、上あごの歯周病だったというケースもあります。
犬や猫の歯は鼻の近くまで伸びているため、歯周病が鼻へ影響することがあるのです。
「鼻水だから風邪かな?」と思っていたら、実は歯周病だったなんて…。
こんな症状があったら要注意

歯周病は初期ほど見つけにくい病気です。
こんなサインはありませんか?
・口臭が強くなった
・歯ぐきが赤い
・歯石が付いている
・よだれが増えた
・硬いフードを嫌がる
・片側だけで噛む
・口を触られるのを嫌がる
・顔をこする仕草が増えた
一つでも気になる症状があれば、早めに動物病院で診てもらいましょう。
人から歯周病菌がうつることも…

意外に知られていませんが、人の口の中にいる歯周病菌が犬や猫へ移る可能性があることが報告されています。
そのため、どんなに仲良しでも
・口移しで食べ物をあげる
・同じスプーンを使う
・食器を共有する
などは避けた方が安心です。
もちろん少し触れ合っただけで感染するわけではありません。
大切なのは、人もペットもお互いに口腔環境を清潔に保つことです。
家族みんなで歯周病予防を意識したいですね。
早く始めるほど将来が変わる

実は犬の歯周病は、とても身近な病気です。
今や、3歳以上の犬の約8割が歯周病、またはその予備軍といわれています。
それほど多くのワンちゃんが、お口のトラブルを抱えているにもかかわらず、初期には目立った症状が少ないため、飼い主さんが気づきにくいのが歯周病の怖いところです。
また、猫ちゃんも歯周病になりやすく、年齢とともに発症率は高くなります。
「まだ若いから大丈夫」ではなく、子犬・子猫の頃から口腔ケアを始めることが、将来のお口の健康につながります。歯みがきはシニアになってから始めるものではありません。
子犬・子猫の頃から、
「口を触られるのは当たり前」
という経験を積んでおくと、大人になっても歯みがきを受け入れやすくなります。
逆に、シニアになって初めて歯ブラシを始めようとしても、嫌がる子は少なくありません。
若いうちから少しずつ慣らしておくことが、一番の予防になります。
歯みがきを嫌がる子はどうしたらいい?

「うちの子は歯ブラシを見るだけで逃げます」
そんな相談は本当に本当によくあります…。
ワンちゃん(猫ちゃん)の立場からするとまぁ、逃げたくなりますよね。
でも逃げるからといって無理に押さえつけてしまうと、歯みがきそのものが嫌いになってしまいます。
まずは、
・口元を触る
・唇をめくる
・ガーゼで優しく拭く
・短時間で終わらせる
・終わったらたくさん褒める
という練習から始めてみましょう。
こんなことでいいのか?というぐらい簡単なことでも、
毎日30秒でもいいのでとにかく続けることが、将来の健康につながります。
便利なケア用品を活用しよう

もちろん理想は毎日の歯みがきです。
しかし、
・仕事が忙しい
・毎日は難しい
・特に猫ちゃんは触らせてくれない
というご家庭も多いでしょう。
そんな時は「できないから何もしない」ではなく、
続けやすいケア用品を上手に取り入れることが大切です。
ヘルシーアニマルズのアカエゾマツ歯みがきジェルは、北海道産アカエゾマツ由来の天然成分を配合し、毎日の口腔ケアをサポートする歯みがきジェルです。
歯ブラシに付けて使うのはもちろん、歯ブラシが苦手な子は、まずジェルに慣れるところから始めるのもおすすめです。
舐めさせるだけでもお口の中の細菌に働きかけます。
自然の甘みでほんのり甘いのでおやつ感覚でお口に入れてくれる子も多いです。
「完璧に歯みがきしなきゃ」と思うより、「毎日少しでも口腔ケアを続ける」ことの方が、長い目で見ると大きな差になりますよ。
先日エスコンフィールドで行われた「北海道ペットフェス」でもアカエゾマツ歯みがきジェルは大人気でした。史上最高の本数をご購入いただき、飼い主さんの口腔ケアへの意識の高まりや、時短ができる商品への関心の強さを感じました。
動物病院での歯科検診も忘れずに

ご家庭でのケアだけでは、見えない場所まで確認することはできません。
そのため、定期的に動物病院でお口の状態をチェックしてもらうことも大切です。
歯石の付き方や歯ぐきの状態を確認し、必要に応じて適切な治療を受けることで、歯周病の進行を防ぐことができます。
毎日のホームケアと、定期的なプロのチェック。この両方を続けることが理想的です。
今注目される「Pidiプラズマ」口腔ケアとは?

さて最新の話題提供をしましょう。
近年、動物医療の現場で注目されているのが、Pidi(ピディ)プラズマによる口腔ケアです。
Pidiは、低温プラズマ技術を利用した新しい口腔ケアで、お口の環境を清潔に保つサポートが期待されています。
大きな特徴は、
・麻酔が不要
・痛みがほとんどない
・短時間でケアできる
・高齢の子や麻酔に不安がある子にも取り入れやすい
という点です。
歯石除去のように歯を削る治療ではありませんが、お口の環境を整え、毎日のホームケアや歯科治療と組み合わせることで、より良い口腔管理につながると期待されています。
「歯みがきだけではなかなか改善しない」
「高齢だから麻酔をかけるのが心配」
そんな飼い主さんにとって、新しい選択肢の一つとして注目されています。
もちろん、Pidiだけで歯周病が治るわけではありません。
毎日の歯みがきや歯みがきジェルによるホームケア、そして必要に応じた動物病院での治療を組み合わせることが、お口の健康を長く守るポイントです。
ホームケア×健診でお口の健康を守ろう!

歯周病は、一度進行すると元の健康な状態に戻すことが難しい病気です。
だからこそ大切なのは、「悪くなってから治す」のではなく、「悪くならないように守る」こと。
毎日の歯みがきやヘルシーアニマルズのアカエゾマツ歯みがきジェルなどを活用したホームケアを続けながら、健康診断や定期受診の際には「お口も診てください」と一言伝えてみてください。
また、Pidiプラズマによる口腔ケアのような新しい選択肢も少しずつ広がっています。愛犬・愛猫に合ったケアを動物病院と相談しながら取り入れ、おいしく食べる幸せと健康な毎日を守ってあげましょう!
