2026.05.17

【ブログ】犬のおやつは重要な栄養補給!犬の筋肉と健康寿命を支えるおやつの与え方 

「犬のおやつって、結局は嗜好品でしょ?」
「ごはんをちゃんと食べていれば必要ないのでは?」

そんなふうに感じている飼い主さんは、実はとても多いです。
必要がないと考えて愛犬におやつを買わない・与えない飼い主さんもいます。

でも実のところ…犬のおやつは人間のおやつとは違うんです!

人間のおやつというと、

・甘いもの
・間食
・太る原因

といった「嗜好品」のイメージがありますが、
犬にとっては「栄養補給」なのです!

特に近年は、

✔ シニア犬の筋力低下
✔ 食欲低下
✔ 栄養不足
✔ フレイル(虚弱)
✔ サルコペニア(加齢による筋肉減少)

といった問題が注目されるようになり「おやつ=栄養補給」という考え方が広がってきています。

つまり今、犬のおやつは“ごほうび”から“健康管理”へと進化しているのです。
革命的といえるぐらいに、目的や存在意義がどんどん変化しています。
今回はそんな「犬のおやつ革命」をテーマにお話していきますね!

犬にとってのおやつは「ぜいたく」ではない

まず最初に知っておきたいのは、
犬にとってのおやつは「単なるぜいたく品」「嗜好品」ではないということです。

もちろん、クッキーやジャーキーを“楽しみ”として食べる側面もあります。
ですが犬のおやつは、

✔ 食べる回数を増やす
✔ 足りない栄養を補う
✔ 水分補給を助ける
✔ 食欲を刺激する
✔ コミュニケーションを取る

といった、とても大切な役割があります。

特に小型犬やシニア犬では、
「一度にたくさん食べられない」という子も少なくありません。
そのため、ごはんだけでは必要な栄養量を十分に確保できないケースもあります。

そんなとき、
おやつを上手に使うことで栄養をこまめに補給することができるのです。

特に重要なのは「たんぱく質」

犬のおやつに含まれる栄養で、近年特に重視されているのが「たんぱく質」です。
たんぱく質は、

✔ 筋肉
✔ 内臓
✔ 皮ふ
✔ 被毛
✔ 爪
✔ ホルモン
✔ 免疫細胞

など、体のあらゆる材料になります。
つまり、犬の体は“たんぱく質でできている”と言っても過言ではありません。

ところが加齢とともに、犬は筋肉を維持しにくくなります。
これも人間と同じです。
50代以降は何もしなければ筋肉が1年に1~2%ずつ減少していくらしいです。

昔は元気に走っていた子が、加齢に伴って

・後ろ足が弱くなる
・ジャンプしなくなる
・寝ている時間が増える
・踏ん張れなくなる
・散歩を嫌がる

という変化を見せることがあります。

この背景には、
「加齢による筋肉量の低下」が関係していることが少なくありません。

シニア犬は若い頃以上に「たんぱく質」が必要

意外に思われるかもしれませんが、
シニア犬は若い頃以上にたんぱく質が重要になります。

昔は「高齢犬には低たんぱく食」と言われることもありました。
しかし現在では、健康なシニア犬において極端なたんぱく制限は必要ない、という考え方が主流になっています。
(もちろん、病気でたんぱく質制限をしなければいけない子はこの限りではありません!)

むしろ問題になるのは“筋肉が減ってしまうこと”なのです。

筋肉は単に体を動かすだけではありません。
筋肉量が減ると、

✔ 足腰が弱る
✔ 転びやすくなる
✔ 活動量が減る
✔ 代謝が落ちる
✔ 食欲低下
✔ 寝たきりリスク増加

など、全身に影響していきます。

つまり筋肉は、
「健康寿命」を支える大切な土台なのです。

そのため最近では、

・高たんぱく設計
・良質なたんぱく質
・アミノ酸補給

を意識したシニア向けフードやおやつが増えています。

なぜ「こまめなたんぱく質補給」が大切なの?

実は犬も人間も、
一度に大量のたんぱく質を摂ればそれで終わり、というわけではありません。

体は常に、筋肉を作ったり壊したりを繰り返しています。
特にシニア期では、筋肉を作る力が若い頃より低下します。

そのため、

“こまめに継続して”

たんぱく質を補給することが重要になるのです。
水分と同じですね。
お水をまとめて飲むより、こまめに補給することが大切です。

朝ごはんだけで終わり、夜だけで終わりではなく、

✔ 食間
✔ 散歩後
✔ 運動後
✔ 寝る前

などに、少量でも良質なたんぱく質を摂ることが役立つ場合があります。
ここで「おやつ」が大活躍するのです。

たんぱく質はどうやって体になるの?

では、食べたたんぱく質は、どのように筋肉になるのでしょうか?

当たり前ですけど、食べたお肉や魚が、そのまま筋肉になるわけではありません。
体の中では、とても細かい分解と吸収が行われています。

まず、口から食べたたんぱく質は胃へ送られます。

胃では「胃酸」と「ペプシン」という消化酵素によって、
大きなたんぱく質が少しずつ分解されます。

その後、小腸へ送られると、
今度は膵臓から出る消化酵素によってさらに細かく分解されます。

最終的には、
「アミノ酸」という小さな形になって腸から吸収されます。

このアミノ酸が血液によって全身へ運ばれ、

✔ 筋肉
✔ 皮ふ
✔ 被毛
✔ 内臓
✔ 免疫細胞

など、体の材料として使われるのです。

つまり犬の体では、

「食べる」

「消化する」

「吸収する」

「材料として再利用する」

という大仕事が毎日行われています。

そのためシニア犬に与える食事は、
単に“高たんぱく”なだけではなく、

「消化しやすい」
「吸収しやすい」

ことも非常に大切になります。

「おやつ革命」は“筋肉ケア革命”でもある

最近のおやつは、
昔のような“犬にとってただ美味しいだけ”のものとは変わってきています。

今は、

高たんぱく
✔ 低脂肪
✔ 無添加志向
✔ 機能性重視
✔ 消化吸収を考えた設計

など、“食べる健康ケア”として進化しています。

たとえば、

・フリーズドライ肉
・魚系おやつ
・ボーンブロス
・ヤギミルク
・アミノ酸補給系
・乳酸菌入り

など、目的に合わせた選択肢が増えています。

つまりおやつは今「お楽しみにあげるもの」ではなく、「健康を維持するために使うもの」へと変化しているのです。

犬に「プロテイン」って必要なの?

最近、人間では
「高たんぱく」
「プロテイン習慣」
がすっかり定着してきました。

すると飼い主さんから「犬にもプロテインって必要?」「飲ませても大丈夫?」というお声を聞くことがあります。

結論から言うと、
犬にとっても、たんぱく質はとても重要”です。

ただしここで大切なのは、“人間用プロテインをそのまま飲ませればいい”という話ではない、ということです。
犬と人間では必要な栄養バランスが異なりますし、人間用プロテインには、

・人工甘味料
・香料
・糖類
・カフェイン系成分

など、犬には不要なものが含まれる場合があります。
チョコ系の成分など、犬が絶対に食べてはいけないものが入っている可能性もあります。
そのため、自己判断で与えるのはおすすめできません。

ですが考え方としては、
「筋肉維持のために良質なたんぱく質をしっかり摂る」
という方向性は、犬でも非常に重要です。

特にシニア犬では、食事量そのものが減ってしまうことがあります。
すると、必要なたんぱく質まで不足しやすくなるのです。

そんなときに役立つのが、

✔ 高たんぱくなおやつ
✔ 消化しやすい肉類
✔ 吸収しやすいアミノ酸源
✔ 少量でも栄養価の高い食品

です。

つまり、犬に必要なのはプロテイン製品そのものより、「良質なたんぱく質を無理なく摂れる工夫」なのです。
いわゆる「プロテイン」を与える場合は、ペット用のものが販売されていますのでそれを利用すると良いでしょう。

人間でも注目される「マイオカイン」とは?

ここ数年、
人間の健康分野で注目されている言葉があります。
それが「マイオカイン」です。

マイオカインとは、
筋肉から分泌される“シグナル伝達たんぱく質”のこと。

筋肉は単なる“体を動かす部品”ではなく、
実は全身にさまざまな影響を与える「臓器」のような働きをしていることが分かってきました。

筋肉が動くことで分泌されるマイオカインは、

✔ 免疫
✔ 代謝
✔ 炎症コントロール
✔ 脳機能
✔ 血糖調整

などに関係していると考えられています。
そしてこれは、犬にも存在していると考えられています。

つまり――筋肉を維持することは、
単に「歩ける」というだけではなく、
「全身の健康そのもの」に関係している可能性があるのです。

「食べる力」が老後を左右する

シニア犬を見ていると、
健康状態に大きく関係するのが「食べる力」です。

高齢になると、

✔ 食欲低下
✔ 嗅覚低下
✔ 歯の問題
✔ 消化力低下

などが起きやすくなります。

すると、
必要な栄養が取れなくなり、

筋肉低下

活動量低下

さらに食欲低下

という悪循環に入りやすくなります。

だからこそ「食べたくなる工夫」がとても重要です。

その点、おやつは

✔ 香りが強い
✔ 嗜好性が高い
✔ 少量でも食べやすい

というメリットがあります。

食べるきっかけ作りとしても、
非常に役立つ存在なのです。
生活の質の向上のためにおやつを上手に利用しましょう。

おやつを選ぶときに見たいポイント

では実際に、どんなおやつを選べば良いのでしょうか?
選ぶときに見たいポイントは「原材料」です。


① たんぱく質がしっかり取れるか

まず重要なのは、
肉や魚などの動物性たんぱく質

特に、

✔ 鶏肉
✔ 鹿肉
✔ 馬肉
✔ 魚
✔ 卵

などは人気があります。

ヘルシーアニマルズでも、
北海道産エゾ鹿肉を使用したジャーキーは人気商品のひとつです。

鹿肉は高たんぱく・低脂肪で、
鉄分も豊富。

シニア犬の栄養補給おやつとしても注目されています。

また、ソフトな半熟タイプは、
硬いものが苦手なシニア犬にも取り入れやすいのが魅力です。

色んな種類のおためしセットもありますので、
まずは愛犬に食べてもらって、お気に入りを探すのも楽しいですよ。


② 原材料がシンプルか

添加物が多すぎるものより、

「○○肉のみ」

のようなシンプルなおやつは選びやすいです。

もちろん添加物が常にすべて悪というわけではありませんが、
毎日継続するならシンプルなものの方が安心しやすいでしょう。


③ 消化しやすいか

シニア犬では、
「食べられる」だけでなく「消化できる」ことも重要です。

硬すぎるものや脂っこすぎるものは、
負担になる場合もあります。

年齢や体調に合わせて調整してあげましょう。

フリーズドライタイプや、
やわらかめのおやつは、
胃腸への負担を考える子にも人気があります。

お得な大容量パックもあります。


④ 水分も意識する

実はシニア犬では、
慢性的な水分不足もよくあります。

そのため、

✔ スープタイプ
✔ ヤギミルク
✔ やわらか系おやつ

などを取り入れるのもおすすめです。

ヘルシーアニマルズの北海道産ヤギミルクシリーズも、
「食欲が落ちてきた」
「ごはんだけでは食べない」
という子に人気があります。

ミルクとしてだけでなく、
フードにかけたり、
水分補給として使えるのも魅力です。

シニア期には「消化できるたんぱく質」

若い頃は問題なく食べられていたものでも、
シニア期になると、

✔ 消化力低下
✔ 胃腸機能低下
✔ 噛む力の低下
✔ 食欲ムラ

などが出てきます。

だからこそ、
これからのおやつ選びでは、

「どれだけ高たんぱくか」

だけでなく、

“どれだけ消化吸収しやすいか”

も重要になります。

特に、

・やわらかいおやつ
・細かくできるジャーキー
・フリーズドライ
・スープタイプ
・ヤギミルク

などは、
シニア犬の“食べる力”を支える助けになることがあります。

また、植物発酵酵素ドリンクは、
野菜や果物由来のアミノ酸、オリゴ糖が多く含まれているので、
アミノ酸という「すでに分解されたかたち」で
細胞や組織の材料を取り込むことができます。

病中病後、たんぱく質を分解する力が弱くなっているシニアの子や、
肝臓、腎臓の力が弱っている子に特におすすめします。

「おやつ=太る」は本当?

ここは誤解されやすい部分ですよね。
確かに、何でも無制限に与えれば太る原因になります。

ですが問題なのは、「おやつ」そのものではなく、
“内容と量”です。

栄養バランスを考えながら、

✔ 食事量を調整する
✔ 高脂肪すぎないものを選ぶ
✔ 運動量を見る

ことで、おやつは十分健康管理に活用できます。

むしろシニア犬では、
「痩せすぎ」の方が問題になることも少なくありません。

筋肉が落ちると、
病気や衰弱のリスクも高まります。

そのため最近は、“適切に栄養を取る”という考え方がとても重視されているのです。

「食べること」をあきらめないために

シニア期になると、

「今日は食べない」
「食べムラがある」

という悩みも増えてきます。

そんな時、
おやつは単なる“ごほうび”ではなく、
体を支える“栄養の架け橋”になることがあります。

少量でも食べられた。今日はちょっと元気に歩けた。おやつを楽しみに起きてきた。

そんな小さな積み重ねが、シニア期の生活を支えていくのです。

おやつは「愛情」と「健康」をつなぐ時間

犬にとって、おやつの時間は単なる栄養補給だけではありません。

飼い主さんとの、

✔ コミュニケーション
✔ 楽しい時間
✔ 安心感
✔ 幸福感

にもつながっています。

特にシニア期では、
「食べる楽しみ」は生活の質そのものに関わります。

美味しそうに食べる姿を見ると、
こちらまで嬉しくなりますよね。

だからこそ、
おやつを「無駄なもの」と決めつけるのではなく、“どう活用するか”を考える時代になってきています。

これからの犬のおやつは「健康を育てる食事」

犬のおやつは、
単なるぜいたく品ではありません。

特にシニア犬では、

✔ たんぱく質補給
✔ 筋肉維持
✔ 食欲サポート
✔ 水分補給
✔ 健康寿命ケア

に役立つ大切な存在です。

さらに近年は、
筋肉から分泌される「マイオカイン」の研究も進み、
“筋肉を維持すること=全身の健康”という考え方が広がっています。

だからこそ、毎日の「ちょっとしたおやつ」が、
未来の健康につながっていくかもしれません。
これからはぜひ「おやつ=甘やかし」ではなく、
「おやつ=健康管理」という新しい視点で、愛犬のおやつを見直してみてくださいね!