先日、いい天気の日に車を運転していたところ、
車に乗っているワンちゃんと飼い主さんを2組見かけました。
お1人の飼い主さんはワンちゃん(小型犬)を膝にのせてドライブ。
窓も少し開いていて、運転中なのにワンちゃんが動きたくて仕方ない様子でした。
もう1人の方はワンちゃん(中型犬)を後部座席で固定されている様子でした。
正直、前者の飼い主さんの乗せ方には危険を感じました。
ワンちゃんを本当に大切にするなら、一時の抱っこより安全対策をしてほしいなぁと感じました。
愛犬と一緒におでかけするのは、飼い主にとっても犬にとっても楽しい時間です。
公園やカフェ、旅行先、ドッグランなど、愛犬と行ける場所は年々増えており、
ペットと一緒に過ごせる時間の幅も広がっています。
しかし、犬とのおでかけには人間だけの外出とは違う注意点がたくさんあります。
「少しの時間だしまぁいいか」と適当にしておくと、思わぬトラブルや事故に繋がることも……。
そこで今回は「犬とのおでかけで気をつけたい5つのこと」をテーマに、
愛犬との楽しい外出を安全に、そして快適に過ごすためのポイントを詳しくご紹介します。

1. 事前の健康チェックと準備を怠らない

おでかけ前にまず大切なのが、愛犬の健康状態のチェックです。
元気がなかったり、食欲がないときは無理に連れ出さないことが基本です。
いつもと様子が違うようなら、おでかけは延期して様子を見るか、動物病院で診てもらいましょう。
また、以下の準備も事前にしておくと安心です。
- ワクチン接種とノミ・ダニ予防: 公共の場所や自然の中では、他の動物や虫との接触が避けられません。感染症や寄生虫から守るためにも、定期的なワクチン接種と予防は必須です。
ドッグランやドッグカフェなどでは、接種証明書の持参が必要なところもあります。
事前に必ず確認しておきましょう。 - 持ち物チェック: リード・首輪(またはハーネス)、マナー袋、水、移動用のケージやキャリー、普段食べ慣れたおやつやごはん、タオルなどを用意しましょう。
場所によっては虫除けスプレーや冷却グッズもあると便利です。
旅行など長距離移動をともなう場合は、犬の「車酔い」の有無やトイレの間隔、ストレスの感じやすさも把握しておくと対策が立てやすくなります。
これからの季節必ず持って行きたい虫よけには
北海道産天然アカエゾマツ精油の力で害虫を寄せ付けない
「スキンプロテクトスプレー」をどうぞ!
天然成分で安心です。
2. 移動時の安全対策をしっかりとる

愛犬とのおでかけで、移動中の安全確保はとても重要です。
冒頭にも書きましたが、特に車での移動では、ちょっとした油断が大きな事故やケガにつながる可能性があります。
ワンちゃんがかわいそうだと思って「抱っこすれば大丈夫」「後部座席で自由にさせている」というケースも多いですが、これは非常に危険です!今すぐにやめましょう。
急ブレーキや事故の衝撃で、犬が飛ばされたり、車内で大きなケガを負うこともあるのです。
♡愛犬の安全を守る!車移動でのポイント
■ 1. 犬を「しっかり固定」することが基本
車内では、犬を自由にさせるのではなく、安全に固定することが必須です。
愛犬のサイズや性格に合わせて、以下の方法を検討しましょう。
- ドライブボックス(小型犬〜中型犬): シートベルトで座席に固定し、内部に飛び出し防止リードがついています。視界が広く不安も軽減。
価格もそれほど高価ではなく1万円以内で買えるものが多いのでドライブの多いかたはぜひ常備を。 - クレート(キャリーケース): ハードタイプのしっかりしたものなら、安全性が高く、犬も落ち着きやすいです。荷室または後部座席に固定して使います。
- 犬用シートベルト(ハーネス対応): 専用ハーネスとリードを車のシートベルトに接続するタイプ。座ったり伏せたりできる自由さを保ちながら安全も確保できます。
首輪ではなく、必ずハーネスタイプを使用しましょう。首輪では万が一のときに首が絞まる可能性があり危険です。
■ 2. 乗車前の準備でトラブルを防止
- 排泄は事前に: 長時間移動の場合は、おでかけ前にトイレを済ませておくと安心です。
- 食事は2時間前までに: 満腹の状態で車に乗せると、車酔いや嘔吐の原因に。
- 安心グッズを持参: お気に入りの毛布やおもちゃがあると、車内でも落ち着いて過ごせます。
■ 3. 熱中症対策と車内温度の管理
犬は人間よりも体温調節が苦手で、熱中症のリスクが非常に高いです。
- エアコンは常にONで快適な温度を維持(目安は25℃前後)。
- サンシェードや窓用カーテンで直射日光をカット。
- クールマットや保冷剤入りのベッドを活用するのも◎。
- ポータブル給水ボトルで、こまめな水分補給を。
たとえ5分でも、犬だけを車に残して離れるのは絶対NG。夏場は特に命に関わります。
車内の温度変化は、想像以上に急激です!
以下のリンクは、JAFさんの記事ですがとても参考になりますのでご一読ください。
エンジンを停止させてわずか30分後には車内温度は約45℃を記録するそうですよ。
そんな状況に放置するなんて絶対NGです。
【参考リンク】[Q] 晴天下(炎天下)のクルマの室内はどのくらい温度が高くなりますか? 夏編
オススメの最新装備は「クールネックリング」です。
ヘルシーアニマルズでは「冷やリング」という名前でロングセラーになっております。
28℃以下の常温で凍って冷却効果が続きます。
首の後ろの太い血管を冷やすことで体全体を冷却することができます。
今は色々な商品が類似商品が出ていますが、ペット用の「冷やリング」はワンちゃんのサイズ別にサイズをそろえており、
カバーも丈夫、中身も安心安全な材料を使用しているのでワンちゃんが万が一リングを傷つけた場合の安全対策も考慮されています。
夏はドライブはもちろん日常のお散歩時にも携帯してあげてくださいね。
今年は夏空のようなスカイブルーが人気です!
■ 4. 長距離ドライブなら「こまめな休憩」がカギ
2時間に1回程度は休憩を取り、外に出して軽く歩かせてあげましょう。
特に高速道路のドッグラン付きSA/PAはとても便利です。
北海道でしたら、道央自動車道の有珠山SA上り線と下り線、札樽自動車道の金山PA下り線は、ドッグランが充実していますよ!
- 車から外に出すときは、必ずリードをつけてからドアを開ける。
- 興奮して飛び出す可能性があるので、脱走対策は万全に。
■ 5. 迷子対策も忘れずに
万が一、車外で愛犬が脱走してしまった場合の備えも重要です。
- 迷子札(名前・電話番号付き)を首輪につけておく。
- マイクロチップの装着があると、保護されたときに身元確認がスムーズ。
- ハーネスやリードの緩みがないか、こまめにチェック。
- 万が一の備えとして、直近の愛犬の写真をスマホに保存しておくのもおすすめです。
電車やバスなど公共交通機関で移動する場合も、必ずケージやキャリーバッグに入れることが必要です。
交通機関ごとにルールが違いますので、必ず事前に確認しましょう。
吠えたり興奮しやすい子は、事前に短時間の練習をして慣らしておくと安心です。
交通機関のルールやマナーを守り、他の乗客への配慮も忘れないようにしましょう。
3. 目的地でのマナーを守る

目的地に着いたら、愛犬と楽しく過ごしたいところですが、その場所を共有する他の人や犬にとっても快適な空間である必要があります。そのためには、基本的なマナーを守ることがとても大切です。
- リードは必ず着用: 原則として、公共の場ではノーリードは禁止です。リードは短めに持ち、急な飛び出しや他の犬への接近を防ぎましょう。
- 排泄物の処理: 散歩中や施設内での排泄物は必ず回収し、持ち帰るか所定の処理場に捨てましょう。おしっこは水で流すとより丁寧です。
マナーパンツ(ペット用おむつ)の着用が義務づけられている場所もありますので持参しておくと安心ですよ。 - 吠え・威嚇に注意: 他の犬や人に吠えてしまう場合、近づかせない・見えない場所に誘導するなどの配慮が必要です。無理に交流させないことも優しさです。
また、カフェや飲食店などのペット可エリアでも、椅子に直接座らせない、吠えさせない、食器を勝手に使わないなど、施設ごとのルールを守るよう心がけましょう。

4. 環境の変化によるストレスに配慮する

人間と同じように、犬も慣れない場所やにおい、人混みにストレスを感じます。
見た目には楽しそうに見えても、実は緊張していることもあります。
以下のようなサインが見られたら、少し休ませてあげましょう:
- しっぽを丸める
- あくびや舌なめずりを頻繁にする
- 体を震わせる
- 足元から離れない・歩きたがらない
また、にぎやかな場所に長時間いると、普段は平気な子でも疲れてしまうことがあります。
様子をこまめに観察し、「楽しい」が「無理」になっていないかを確認することが大切です。
初めての場所では短時間の滞在から始め、徐々に慣らしていくと、ワンちゃんにとってもおでかけが楽しいものになっていきます。
5. 帰宅後のケアを忘れずに

おでかけは終わっても、帰宅後のケアがとても重要です。
外での活動によって、ワンちゃんには思った以上に汚れやストレスが溜まっていることがあります。
チェックポイントとしては:
- 足や体の汚れ: 散歩後と同様に、足裏や被毛についた土や草をタオルやウェットシートで拭いてあげましょう。特に草むらに入った場合は、ノミ・ダニのチェックもしっかりと。
- 水分補給と食事: おでかけ中にあまり水を飲めなかった場合は、帰宅後にしっかり水分をとらせ、食事も落ち着いたタイミングで与えましょう。
- 疲労やケガの確認: 肉球がすり減っていないか、足を引きずっていないか、暑さによるぐったり感がないかなども見てください。
そして何より、おでかけに付き合ってくれた愛犬をたくさん褒めて、感謝してあげることが何より大切です。
「楽しかったね!」と声をかけながら、たっぷりスキンシップしてあげてください。
ワンちゃんファーストでおでかけを楽しく!

犬とのおでかけは、飼い主との絆を深めるとても素敵な時間です。
しかしその一方で、犬は環境の変化に敏感であり、飼い主さんが気づかないうちに無理をしていることもあります。
だからこそ、準備・移動・現地での過ごし方・帰宅後のケアまで、すべてにおいて「犬の気持ち」に寄り添った行動が求められます。
今回ご紹介した5つのポイントを意識すれば、トラブルを避けながら、犬にとっても安心・安全で楽しいおでかけが実現できます。
ぜひ、次回のおでかけの参考にしてみてください!
