ペットの健康情報を知っていただきたく書き続けてきたこのブログ、
ワンちゃんネコちゃんの病気など
重ための話題を取り上げることも多いのですが、
春も近づいてきましたので、たまに息抜きしましょう😊
ヘルシーアニマルズでは抗菌力にすぐれた
北海道産のアカエゾマツ精油を原料として
ペット向けの商品を作っていますが、
実はこのアカエゾマツ精油、とても稀少で、
科学的に効能が研究されているものなのです。
今日は厳しい自然にはぐくまれた
アカエゾマツの持つ力について
改めてご紹介したいと思います。

アカエゾマツ精油が珍しい理由

ペット向けのロングセラー商品
「スキンプロテクトスプレー」でおなじみの北海道産アカエゾマツ精油。
アロマテラピーのお好きな方は、様々な精油をご存じだと思います。
メジャーなものではラベンダーー、ローズマリー、オレンジ…など
ペットを飼っていると使わないほうが良い精油もありますが、
私もアロマが大好きです。
良い香りはストレスを癒してくれますね。
ところでアロマテラピーの専門店では
様々な産地の、様々な精油が販売されていますが、
なかなか「アカエゾマツ精油」って販売されていません。
「ヒノキ」「パイントゥリー」ぐらいまではありますが、
「アカエゾマツ」は売っているところがほとんどないですし、
ネットショップなどで売っていても高級です。
それはアカエゾマツの生息地や生産量、
精油の生産量が限られているからです。
そもそもアカエゾマツとは
どのような木なのでしょう?
エゾマツは「北海道の木」に選定されているほど、
北海道ではメジャーな木ですが、
北海道のマツの中ではマイノリティです。
北海道の人工林を構成する面積で一番多いのが「トドマツ」
第二位が「カラマツ」
第三位がアカエゾマツを含む「エゾマツ」です。
このエゾマツの中でも少数派が「アカエゾマツ」です。
マツというと本州の方は
時代劇に出てくるような
幹が盆栽のような形に曲がった、
武骨な樹皮を持つ樹木をイメージすると思いますが、
エゾマツ類はしゅっとしたまっすぐな幹と、
モミの木のような葉が特徴。
クリスマスツリーのような立ち姿の木で、
最高で40~50メートル(ビルでいうと14階建てぐらいかな?)にまで成長します。
しかも劣悪な環境でも育つ生命力の強い木です。
アカエゾマツには独特の芳香があり、
アカエゾマツの森を歩くと、
私たちがイメージする「森の香り」のような
さわやかな香りが漂ってきます。
しかし、アカエゾマツは成長が遅いうえに、
間伐材の使い道があまりないという問題があり、
利用が促進されませんでした。
アカエゾマツ製品がそれほど流通していないのには、
そのような背景があります。
私たちが大変お世話になっている
酪農学園大学名誉教授・横田博先生は、
アカエゾマツ精油の秘めたるパワーを
研究・活用されてきた第一人者です。
横田先生は、アカエゾマツ精油が
幅広い菌種に対して強い抗菌効果を持っているとともに、
その香りにストレスを軽減させる効果があることを
科学的に研究されてきました。
幅広い分野の専門家とともにアカエゾマツ精油のちからを研究され、
アカエゾマツをはじめとする樹木・草花に含まれる機能性成分の研究活用を模索する
一般社団法人Pine Graceを立ち上げられました。
毎年行われている「アカエゾマツサミット」をはじめ、
アカエゾマツの有用性を広めるイベントも開かれています。
もっと詳しく知りたい方はこちらのサイトもどうぞ!
各分野の専門家による研究レポートも公開してくださっています。
【参考リンク】科学技術振興機構 北海道のアカエゾマツをとことん活用【ローカルSDGs~身近な魅力を再発見~】
北海道産アカエゾマツ精油は、
原料の産地が限られ、生産量が少なく、
生産も手作業で丁寧に行われているため、
高品質で稀少な分、価格も高級になるのですね。
ヘルシーアニマルズはPineGrace様のご協力をいただき、
北海道アカエゾマツ精油をふんだんに用いた
様々な製品を開発販売しています。
アカエゾマツ精油の持つ効果

北海道産アカエゾマツ精油の持つ大きな力は以下の3つです。
それぞれ解説していきますね!
①抗菌・防臭効果
様々な細菌・真菌・ウイルスに対して抗菌効果を持つことが研究によって明らかになっています。
ペットや家畜に対しても安心安全に使えることが確認されています。
雑菌の繁殖を抑え、嫌なニオイを防臭する効果も確認されています。
②防虫効果
ハエやダニ、蚊など様々な害虫に対して防虫忌避効果をもつことが研究によって明らかになっています。
③ストレス軽減効果
アカエゾマツ精油の香りをかぐと、ストレスホルモン(コルチゾール)の濃度が減少し、ストレスが減少することが研究によって明らかになっています。
①~③のちからを活用して10年前に作られたのが
ヘルシーアニマルズのロングセラー商品「スキンプロテクトスプレー」です。
ワンちゃんネコちゃんの虫よけとしても、
アトピー性皮膚炎、膿皮症など細菌感染で悪化しやすい皮ふ疾患の子にもご愛用いただいています。
また、「アカエゾマツシリーズ」として石けんや入浴剤、歯みがき、クリームなどペット向け製品も開発してきました。
これらの製品はすべて「ヒューマングレード」の原材料を使用しているので、
飼い主さんも一緒に使うことができるのですが、
ペット向け製品はアカエゾマツ精油の濃度も体の小さい子に合わせて製品を設計しています。
なので香りももちろん控えめです。
「もっとアカエゾマツ精油の香りを楽しみたい」
「もっと濃度の高いものを使いたい」というお声にこたえまして、
飼い主さん用(人間用)の製品も製造販売をはじめました。
最新の製品が「アカエゾマツプロテクトクリーム」です!
真菌や細菌からお肌を守る!

【アカエゾマツプロテクトクリーム】は、
人間のお肌トラブルに特化したスキンケアアイテムです。
北海道産アカエゾマツ精油を人間に適した濃度に配合し、
保湿効果の高いオイルをふんだんに配合しました。
「プロテクトクリーム」と名付けたのは、
「トラブルからお肌を守る」という意味です。
特にこんな症状にお悩みの方にオススメです。
- アトピー性皮膚炎
- ひび割れ
- 乾燥が気になる
- 手足、顔がカサカサしている
- かかとがガサガサ
手足やお顔がガサガサになると
「保湿が足りないから」と考えて
クリームやオイルを補いますよね。
それでも治らないガサガサってありませんか?
例えばかかとのガサガサや、
首や関節のガサガサ…
保湿しても保湿しても治らない場合、
実は白癬菌などの真菌によるものだったり(水虫ですね)
かきむしったところに細菌感染を起こしていたりする場合があります。
また、この季節あるあるですが、
一日中ブーツを着用して家に帰って靴をぬぐと
不快なニオイが出てきたり、
女性の場合ホルモンバランスや生理の関係で、
デリケートゾーンのニオイが気になることもありますよね。
そのようなお肌のトラブルにお悩みの方に、
アカエゾマツ精油のちからをお試しいただきたいと考え、
開発された製品です。
抗生物質や、ケミカルな抗菌剤に頼らず、
スキンケア感覚で
いやな皮膚トラブルやニオイ対策を行うことができます。
かくれ水虫やアトピー性皮膚炎に!
「アカエゾマツプロテクトクリーム」は
細菌や真菌が悪さをする皮ふトラブル全般に役立ちますが、
特にお試しいただきたいのは、
「かくれ水虫」や「アトピー性皮膚炎」にお悩みの方です。
かくれ水虫とは、水虫の一種で「足白癬」「爪白癬」のことです。
水虫は真菌の一種である「白癬菌」が皮ふについて起きる感染症です。
手足や全身どこでも発生しますが、その9割が足だそうです!
白癬菌はケラチンというたんぱく質を栄養源とし、
ケラチンを分解できる酵素を持っているので、
体中どこでも侵入してきます!
ところで水虫というと「足がかゆい」という謎のイメージがありますが、
実は全くかゆくない場合も多く存在します。
例えば一見かかとのひび割れやあかぎれと間違えられる
角化型足白癬(角質増殖型足白癬)はほとんどかゆみを感じません。
爪が白や黄色く濁ってくる「爪白癬」もかゆくならない水虫です。
このような場合、自分が水虫と気づかずに、
ただ乾燥しているだけと思って
保湿ケアだけを行っても治りませんよね。
ご自分が「もしかして軽い水虫かな…」とお悩みの方は、
お風呂上がりの清潔な足に
「アカエゾマツプロテクトクリーム」を塗っていただき、
すぐに靴下を履いて30分間はそのままお過ごしください。
ラップを巻いて30分待ってもOKです。
それだけでキレイに治ってしまったというお声が多数あります。
(重度の場合は皮膚科の受診をおすすめします)

また、もう1つおすすめしたいのが
「アトピー性皮膚炎」の方です。
アトピー性皮膚炎は、様々なアレルゲンに免疫が反応し、
皮ふに炎症が現れる症状です。
かゆみを伴うのでかきむしることで細菌に感染し、
皮膚症状が悪化することがあります。
病院ではステロイド剤を用いた治療が行われることがありますが、
長年の通院で治らなかったお顔の皮膚のかゆみ、赤みが
「アカエゾマツプロテクトクリーム」で
1か月ほどでキレイになったというご報告をいただきました。
保湿+アカエゾマツ精油の抗菌力がうまく働いたのでしょうね!
雑菌による足のいやなニオイ、
更年期以降の女性に現れやすい、
ウイルスによる首いぼや、
首に刻まれたしわが軽減されたという報告もあります。
「アカエゾマツプロテクトクリーム」は
お薬ではありませんが、
強いお薬を使わず、
自然由来の成分で治してゆきたい方には、
ぜひお試しいただければと思います。
ここまで書いていたら、
アカエゾマツの香りが漂う、
道東の森にお散歩に行きたくなってきました!
今はまだ、雪に閉ざされているので少し早いですが。
アカエゾマツはアイヌ語で「スンク」と呼ばれ、
北の大地に暮らす人々は昔からその恵みを享受してきました。
皆さまもぜひ、
私どものスキンケア製品を通じて、
厳しい自然にはぐくまれた
アカエゾマツの生命力をご体感いただければうれしいです。
