春になってお散歩の機会が増えてきたからでしょうか。
ペットのダイエットについてご相談をいただく機会が増えています。
冬の間は運動不足になりがち。
いつの間にか脂肪をたっぷり貯えてしまったワンちゃんネコちゃんも多いようです。
コロコロっとした体形の
ぽっちゃりワンちゃん(ネコちゃんもですね)は、
抱きしめたくなっちゃうぐらい可愛いですよね😊
でも健康という面から考えると
ペットを太らせるのはあまり良いことではありません。
人間も肥満となると様々な病気のリスクが増大するのと同様、
愛犬・愛猫にも肥満の弊害があります。
心を鬼にして体重管理を行ってあげたいものです。
そこで今回は「ぽっちゃりさんのダイエット」について考えてゆきましょう!
どこからが肥満?
肥満とは「体に過度に体脂肪が蓄積した状態」です。
なんとなくぽっちゃりしているワンちゃん、ネコちゃんは多くいますが、
さて、どこからが肥満とされるのでしょう。
肥満と判定されるには一定の基準があります。
以下2つの基準を満たして初めて肥満となります。
①体重
適正体重を犬では15%以上、猫では20%以上超えていること。
②体脂肪率
①に加え、体脂肪率35%以上であること。
ペットの体重は、人間が抱っこして体重計に乗り、
その後人間の体重を測って差し引きすれば求めることができます。
しかしペットの適正体重は犬種・猫種ごとに異なっていますし、
その子の骨格やタイプによっても違いますので、
かかりつけの獣医さんに相談をおすすめします。
体脂肪率も動物病院で測定することができますので、
ぽっちゃりか肥満かどうか判定するには、
病院に行くのが一番簡単ですが、
ご家庭で簡易的に判断したい場合は、
BCS(ボディコンディションスコア)という
目安を利用すると良いでしょう。
これは見た目と体を触った感じで、
愛犬(愛猫)の体格の状況を知るためのガイドラインです。
(引用:環境省パンフレット「飼い主のためのペットフードガイドライン~犬・猫の健康を守るために~」より)
コミュニケーションもかねて、リラックスした状態のときに、
手のひらで愛犬(愛猫)の体にふれてみましょう。
チェックポイントはおなかのふくらみと肋骨です。
シルエットは横と上から確認しましょう。
BCS1~2は痩せ、
BCS3が理想体型、
BCS4以上が肥満さんの領域突入です💦
でもただ痩せていればよいというものではなく、
痩せすぎも低栄養や発育不全などの可能性がありますので注意しましょう。
ペットが肥満になる原因は?
ペットが肥満になる原因には、
以下のようなものが考えられます。
- フードの高栄養化
- 食べる量が多すぎる
- おやつの食べすぎ
- 生活リズムの乱れ
- 運動不足
- 加齢による代謝の低下
- 太りやすくなる病気
ペットの肥満は現代ならではの問題です。
色々な種類のフードやおやつが流通しているので、
その子に多すぎる量や回数を与えていたり、
飼い主さんが節制していても、
同居する家族が可愛がるあまり、
知らない間におやつを与えすぎるというお悩みも聞きます。
また現代は室内で飼われている子が多いので、
飼い主さんの生活リズムに合わせて生活する結果、
動物としての生体時計が乱れてしまって、
太ってしまう子もいます。
コロナ禍のときは、散歩に行くのも我慢した結果、
運動不足になって太ったのも、
人間もワンちゃんもあるあるでしたね。
肥満になりやすい犬種
人間でも太りやすい人、そうでもない人がいますが、
特にワンちゃんは遺伝的要因などで
太りやすいとされる犬種があります。
例えば以下のような犬種です。
飼っている方は特に気をつけてあげてくださいね。
- 柴犬
- アメリカン・コッカー・ スパニエル
- フレンチ・ブルドック
- バセット・ハウンド
- ダックスフンド
- ビーグル
- スコティッシュ・テリア
- ラブラドール・ レトリーバー
これは単なる食いしん坊ランキングではなく、
犬種ごとの体質があります。
例えばホルモンの関係で太りやすくなる「甲状腺機能低下症」という病気があり、
ビーグルとミニチュア・ダックスフンドがかかりやすいです。
もちろん犬種に関係なく食いしん坊な子は太りやすいですが
わけてもパグやジャックラッセルテリアは
もともと食欲旺盛な子が多く太りやすいようです。
またポメラニアンは副腎皮質ホルモンの分泌が多くなりがちな結果、
食欲が旺盛になってしまうそうです。
色々な原因はありますが、
結局「食べすぎているから太る」という場合が多いようです。
人間も同じですね…(;^ω^)
栄養不足にご注意を!
ワンちゃん・ネコちゃんをダイエットさせる場合、
まずは食事やおやつを減らして、と考える方が多いと思います。
それは理にかなっているのですが、
十分に気をつけて行う必要があります。
なぜならフードの量を減らすと、
ビタミンやミネラルといった、
体の維持に必要な栄養素の摂取量まで減らすことになるからです。
またペットのダイエットは、
長期にわたってだらだら行うのはNGです。
なぜならペットの人生(?)の時計は
人間のおよそ4倍のスピードで進んでいます。
ワンちゃんの1年は人間の4年です。
4年間ダイエットすると人間も
「そろそろ好きなものを思い切り食べたい!」と
ストレスがたまりますよね。
またあまり長く続けると、
栄養不足が常態化する危険もあります。
なのでペットのダイエットは、
できるだけ早く結果を期待できて、
ストレスフリーな方法で行うことが望ましいです。
ヘルシーおすすめ「酵素ダイエット」
フードは色々なダイエット用のものが市販されていますので、
その子にあったものを選んであげましょう。
食べる量を減らしても栄養を補い、
ダイエットしながら健康を保つために、
ヘルシーアニマルズではプラスアルファのご提案として、
「酵素ダイエット」をオススメしています。
まずはヘルシーアニマルズオリジナルの植物発酵酵素(粉末タイプ・液体タイプ)を
ご用意ください。
【免疫、腸内環境】北海道産 50品目酵素野菜サプリ【30g】 無添加・無着色「犬用」
【免疫・腸内環境・ダイエット・健康維持】北海道産 50 品目発酵野菜酵素ドリンク 無添加・無着色「犬・猫用」
植物発酵酵素には、約23種類のオリゴ糖が含まれています (うち、6種類は特許)
普段摂りいれる機会の少ない微量成分(発酵代謝産物)の摂取も可能です。
また、食事において酵素の働きを利用し、体内酵素の負担を軽減して、
生体の代謝効率をアップします。
オリゴ糖は善玉菌のエサになるので、
善玉菌が活性化され、腸内環境が改善され、
免疫力向上が期待できるというものです。
酵素ダイエットとしておすすめしている方法には、
以下の3パターンがあります。
お腹がすきやすい子、食欲がとても旺盛な子は、
粉末はお腹の中でかさが増え、満腹感があるので、
パターン①粉末タイプを用いる方法が良いでしょう。
粉末が苦手な子は、パターン②液体タイプを用いる方法が良いでしょう。
①と②のハイブリッドが③で、おなかを満たすとともに、
液体酵素で水分を取ることもできます。
【お腹がすきやすい子、食欲旺盛な子】
パターン①粉末タイプを用いた方法
●いつものフードを約80%か70%の量にして、
今まで食べていた分との差分を酵素パウダーで補う。
酵素パウダーはお湯でふやかして、フードにトッピングする。
【粉末が苦手な子】
パターン②液体タイプを用いた方法
食餌全体は、いつもの食事の80%か90%のカロリーを摂れる量に抑え、
その一部を液体タイプの酵素に置き換える。
例)1日400kcal必要な子は、少し抑えて1日360kcalを摂取する。
300kcalをフードで、60kcalを液体酵素で摂る。
【いずれでも可】
パターン③粉末タイプ・液体タイプを併用する方法
食餌全体は、いつもの食事の80%か90%のカロリーを摂れる量に抑え、
その一部を粉末タイプ・液体タイプの酵素に置き換える。
例)いつものフード70% 粉末酵素20%(トッピング)、液体酵素10%
いずれかの方法を続け、
体重が理想体重に戻りましたらダイエットは終了です。
※ダイエットをしてもそのほかに
野菜、果物、おやつなどを与えると効果は薄れてしまいますのでご注意ください!
植物発酵酵素はそもそも
腸内環境を整え、免疫力向上に寄与する
栄養補助食品ですので、
やせる必要がない子にも健康維持のためにおすすめします。
ドッグショーを目指すワンちゃんなど、
ストイックに体形の維持が求められる子もいますが、
おうちで暮らすペットのダイエットは、
見た目を追求することよりも、
健康で長生きしてもらうための
ボディメンテナンスとして
行ってあげてくださいね。