「ワンちゃんが最近暗いところがめっきり苦手になり、
夜のお散歩で立ち止まってしまう」というご相談を受けました。
フローリングの床の反射や、車のライトなど
少しのまぶしさも怖く感じるようで、
突然固まって動かなくなってしまうようです💦
その子はかなり高齢なので、
自然に視力が低下して不思議がないお年頃なのですが、
比較的若いワンちゃんの場合でも
「うちの子、最近視力が下がっているのかも…」というお話をよく伺います。
そこで今日は、犬の視力低下について
少し掘り下げてゆきましょう。
犬の視力低下に気づくきっかけは?
ワンちゃんの視力低下は、どのようなきっかけで発見されるのでしょう?
人間のような視力検査で視力を測定するわけにはいきませんよね。
飼い主さんが愛犬の視力低下に気づくきっかけは、
最初のご相談のように「行動の変化」が多いです。
- 暗いところを怖がる
- 反射する場所を怖がる(床など)
- ちょっとした段差が苦手になる(階段、ソファ、玄関など)
- 障害物が苦手になる(家の中の家具や、お散歩中の電柱など)
「大好きだったソファに登らなくなった」
「階段を昇るのが苦手になって、下で抱っこしてほしそうにしている」
「玄関のちょっとした段差を降りられなくなった」
「お部屋を模様替えして家具の位置を変えたらぶつかってしまった」
などなど…
ふとした時に、ワンちゃんの行動の変化で気づかれるようです。
また、ちょっとしたテストのようなことでも、
視力の状態を知ることができます。
☆ワンちゃんに何も声をかけず、目の前に突然手を出してみる
(反応が薄いようでしたら、よく見えていない可能性があります。)
☆音のしないようなフワフワした軽いもの(羽毛、薄い紙など)を上から落とし、
ワンちゃんの目線を見てみる
(目でものの動きを追わないようでしたら、よく見えていない可能性があります。)
日々接している飼い主さんだからこそ、
気づくことができますので、
変化を見落とさないようにご注意くださいね。
犬の視力低下の原因は?
ワンちゃんの視力低下が起きる原因としては、
例えば以下のようなことが考えられます。
- 白内障
- 糖尿病に伴う網膜症や緑内障
- 角膜炎
- 突発性網膜変性
- 網膜剥離
- 網膜萎縮
このうち、白内障とは
眼の中の水晶体の一部や全部が
たんぱく質の変性を起こして白く濁ってしまう状態を指します。
白内障というと、シニア犬というイメージがありますが、
若い犬でも遺伝性の白内障になることもあります。
また糖尿病の併発症状として現れることもあります。
遺伝によって
白内障を発症しやすいと言われているのは、
例えば以下のような犬種です。
もちろんその犬種でもすべての子が発症するわけではありませんが、
これらの犬種を飼っておられる場合、覚えておくと
日ごろから気をつけておくことができます。
- 柴犬
- プードル
- ビーグル
- ゴールデンレトリバー
- ボストンテリア
- オーストラリアンシェパード
- シベリアンハスキー
- ミニチュアシュナウザー
- コッカースパニエルなど
どんな治療、対策が考えられる?
例えば白内障の場合、外科的治療と内科的治療が考えられます。
外科的治療では、手術で濁った水晶体を取りのぞき、
人工の眼内レンズを目に入れます。
内科的治療では点眼薬や内服薬で白内障の進行を遅らせます。
一度白内障になってしまった場合、
外科的治療を行わない限り、
完全には元に戻りません。
しかし、早期発見することが出来れば、
進行を遅らせることが可能です。
愛犬の行動が近ごろおかしいな…と感じた場合は、
すぐ動物病院に連れてゆきましょう。
また、どのような原因で視力が低下している場合でも、
治療と並行して、おうちの中を整理整頓してあげると
ワンちゃんがとても生活しやすくなります✨
床にあまりものを置かない
障害物を撤去する
できるだけ段差を解消する
などの工夫をしてあげることで、
視力が低下しているワンちゃんでも、
快適に生活することができますね🐶
(人間向けのバリアフリーリフォームと同じですね!)
サプリの活用もおすすめ
すでに視力低下が始まっている場合はもちろん、
まだ視力低下はしていないけど、
アイケアをしてあげたい場合も、
サプリを上手に活用することがおすすめです。
ヘルシーアニマルズでは、
北海道産アロニアの高い抗酸化力に注目し、
ペット用にサプリを作っています。
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スーパーフルーツと呼ばれているアロニア。
目に良いといわれる
抗酸化物質ポリフェノールが
ブルーベリーの2倍以上含まれています。
サプリはアントシアニン、ビタミンEに加え、
人気のたもぎ茸も配合していますので、
ベータグルカンも豊富に含んでいます。
【関連記事】ワンちゃんの目をすこやかに。ミラクルフルーツ「アロニア」
白内障は、ワンちゃんの行動から
飼い主さんが気づくことができるころには、
残念ながらすでにかなり進行している場合が多いと言われていますので、
若いうちから予防することが大切です。
ぜひ、かわいい子犬のころから
お目目のお守り👀として与えてあげてください。
すでに何らかの疾患を発症し、治療を受けている子にも、
アロニアサプリの活用をおすすめしています。
進行を遅らせることにも役立ちます。
ワンちゃんは視力が低下すると、
怖くてイライラして吠えてしまったり、
生活面でも不自由なことが増えてきます。
「暗くてよく見えないよ…💦」ってイライラしているのに、
もしも、大好きな飼い主さんがそのことに気づいてくれず、
「ダメ!」なんて叱られたら、
ワンちゃんの心は不安とストレスでいっぱいになるでしょう。
ワンちゃんがいつまでもすっきり見えるお目目を保ち
いつまでも安心して過ごせるように、
日々のアイケアにも気を配ってあげましょう👀